子育て情報『周囲の偏見が怖い…それでも園や習い事で子どもの障害を伝えるべき?』

2016年11月17日 11:00

周囲の偏見が怖い…それでも園や習い事で子どもの障害を伝えるべき?


息子の障害は言えない…周囲からの批判的な目に怯えていた私

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736005968

皆さんは、子どもに発達障害があるとき、入園予定の幼稚園や保育園、習い事などで、障害についてカミングアウトしますか?
私は必ず、「うちの子は発達障害があります」という話を、一番最初に言います。

けれども3年前、息子に診断が下りたばかりの頃、私は息子に何をやらせるにも、発達障害ということを周囲に隠していました。

その理由は、「発達障害と知られたら断られるかもしれない」「周りから差別されるかもしれない」「私の育て方が悪いと言われるかもしれない」といった恐怖心があったからでした。

そして、息子の特性が絶対にバレないように…ということに集中し、常に気を張っていました。

ただでさえ息子が発達障害であるとわかり、自分自身がそれを受け入れるのに必死になっているときです。その上他人からこれ以上傷付けられたら、自分がどうなってしまうかわからなかったのです。

私は、私と息子を守るため周囲に診断の結果を隠していました。でもそれは、私たち親子を逆に傷つける結果になったのです。



障害を隠して入会したトランポリン教室。しかしパニックを起こした息子は先生に叱られ…

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私は診断名や特性を隠したまま、近所のトランポリン教室に息子を連れていきました。
発達障害の子にはトランポリンが良いと聞いていたからです。

ところが、息子は連れていくたびにパニックになりました。プロ仕様のトランポリンは、かなり高く飛ぶことができるのですが、重力不安のある息子には異常な恐怖だったようです。

そこで、先生が息子の体を支えて一緒に飛ぶようにしてくれたのですが、息子は触覚過敏があるため、他人に身体を触れられることをひどく嫌います。終いには苦痛のあまり、ぎゃーぎゃーと泣き出してしまったのです。こうして息子は、パニックになるたびに先生に叱られていましたが、それも仕方ない話です。
息子の特性がわかっていなければ、この様子はただの我儘な子にしか見えないからです。

先生に「ちゃんとやりなさい!」

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