2016年12月13日 11:00
感覚が過敏な子にリラックスを!日常のストレスを和らげる体操をご紹介します
戸惑いを隠せなかった診断結果。この子に一体何が起きているの?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10158004782
我が家で行っている、「ゆらゆら」体操。その動きは、両足をゆらゆら揺らすという、簡単なものです。
もともと身体の感覚が過敏だった長男の、緊張をほぐしてくれたこの体操を、今回はご紹介したいと思います。
幼稚園の時から個性的だった長男。小学校入学をきっかけに大混乱し、登校を渋るようになりました。
このままでは完全に不登校になってしまう…と考えた私は、長男の登校に付き添いながら、ゆっくりと学校に慣れていきました。
そんな中、先生の勧めで学習支援を受けることに。
支援を受けるため医療機関を受診したところ、「自閉症スペクトラムおよび知的障害」という診断が出たのです。
この診断結果には正直戸惑い、「自閉症スペクトラムって何?」と、我が子をどう捉えていいのかがわからなくなりました。
いうなれば、自分と長男の間に訳のわからないモノが挟まり、我が子が見えなくなってしまった感じがしたのです。
戸惑いの中出会った1冊の本。自閉症への理解が深まった、その内容とは
https://www.amazon.co.jp/dp/4907725922
栗本啓司 (著), 聞き手 浅見淳子 (編集), 『自閉っ子の心身をラクにしよう!』, 花風社, 2014年
その頃からでした。自閉症について気になることを本で調べるようになったのは。
さまざまな本を読むうちに、「もしかして、息子もこんなふうに世界を見てるのかも?」と思ったのを覚えています。
医師に聞いてもはっきりと答えてもらえなかった、「自閉症スペクトラム」の世界観に触れ、息子との間に感じていた壁が初めて少し薄れたように感じたのです。
そんなとき出会ったのが『自閉っ子の心身をラクにしよう!』という本でした。
感覚に過敏さを持ち合わせる自閉症の人たち。この本は、少しでもその感覚を和らげ、睡眠の質を高めたり生活の質を向上させたりするコツが載っています。
この本によると、発達に遅れのある子は足裏にある「拇指球(ぼしきゅう)」というところが弱く、立ったり歩いたりするだけでとても疲れやすいのだそうです。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=29970000166
さっそく妹と長男の足裏を触り、本の内容がすぐ腑に落ちました。