子育て情報『元教員で、発達障害児の母の私が考える、学校との信頼関係の築き方』

2016年12月19日 11:00

元教員で、発達障害児の母の私が考える、学校との信頼関係の築き方

特性や配慮事項についてはなんとなく認識しましたが、さすがに本を読む余裕はありませんでした。その子に対し、あまり手をかけてあげられなかったのが、今とても悔やまれます。

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両者の立場がわかるからこそ、できることがあるはず

元教員で、発達障害児の母の私が考える、学校との信頼関係の築き方の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017013628

私は元教員という立場と、発達障害児の母という両方の立場を経験し、両者の葛藤や考えがわかるようになりました。
その経験を生かし、自分が母として学校の先生と関わっていくとき、心がけていたことをご紹介したいと思います。

一番最初にしたことは「まずは先生に感謝を伝えること」でした。

教員経験があるからわかるのかもしれませんが、先生は想像以上に多忙です。子どもの指導だけではなく、大量の事務仕事や様々な会議に追われています。

そのため、まず親としてそのことに感謝し、労わりの言葉を先生には伝えていました。

また、ほんの小さなことでも子どもの成長が見られたら、それを先生に伝えて「ありがとうございます!」と感謝しました。

たとえその成長が直接先生の指導と関係なくても、子どもの成長は先生にとっても嬉しく、親に感謝されたら尚更だと思うのです。それが、「この子をもっと伸ばしてあげよう」という、教師のやる気につながることも多いのです。

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感謝を伝えた上で、「この子はこのようなところがあるので、このような配慮をして頂けるとありがたいです。」ということを丁寧にお願いしていきました。

その際には、病院や教育相談でこのようなアドバイスを受けたので、と、親の主観ではなく専門的な知見からのお願いであることを強調していました。

そして、家で用意できるものは用意します、など、学校任せではなく家庭でも最大限の努力をしました。
もちろん、全員の先生が、子どもの特性や配慮事項を理解してくれた訳ではありません。宿題への配慮を「みんなと同じでないと困るので」と断られたこともあります。

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