子育て情報『元教員で、発達障害児の母の私が考える、学校との信頼関係の築き方』

2016年12月19日 11:00

元教員で、発達障害児の母の私が考える、学校との信頼関係の築き方


子どもが学校に通っているときに悩ましいこと

元教員で、発達障害児の母の私が考える、学校との信頼関係の築き方の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021172

発達障害児の子育てで悩むことの1つに、学校や先生とどう付きあっていけば、子どもが安心して通えるのか?という悩みがあると思います。

私は先日、ちょうどこの悩みを取り上げたテレビ番組を視ていました。
12月2日に放映されたNHK・Eテレ「ウワサの保護者会~子どもの発達障害Part3学校とのつき合い方」です。

ご覧になった方も多いのではないでしょうか。番組では、学校との関係に悩むたくさんの保護者の声が紹介されていました。
その中で代表的だったのが「学校が子どもの発達障害を正しく理解してくれない」というもの。

理解のない先生に叱られ続け、学校に行けなくなってしまったお子さんの話や、逆に「障害がある」と決めつけて子どもの悪いところばかりを指摘する先生のお話が紹介され、そこには「学校への不信感」が強く表れていました。

でも子どもが安心してのびのびと学校生活を送るためには、「先生が悪い!」と責めるだけ、あきらめるだけで終わらせるわけにはいきませんよね。
先生になんとか理解してもらうには、協力してもらうには、どうしたらいいのでしょうか?

http://www.nhk.or.jp/hogosya-blog/
NHK Eテレ「ウワサの保護者会」


14年前、私も教員だった。まだ発達障害そのものが知られていなかった頃…

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10387002120

この番組を見て、自分が教員だった頃のことを思い出しました。
今から14年ほど前は、まだ「ADHD」「発達障害」などという言葉は教育現場でさえほとんど知られていない時代です。

私が受け持っていたクラスに「ADHD」の診断を受けた男の子がいました。4月の家庭訪問でその子のお母さんから「これ読んでください!」とある本を渡されたのです。それは、当時出版されたばかりの『のび太・ジャイアン症候群』という本でした。お母さんからはその他に、子どもの特性と一緒に「このように配慮してほしい」とたくさんの説明を受けましたが、小学校に赴任したばかりの新米教師だった私は正直、いっぱいいっぱいでした。

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