子育て情報『子どもの障害を周囲に伝えるとき…3つの事例から見えてくるもの』

2017年1月18日 11:00

子どもの障害を周囲に伝えるとき…3つの事例から見えてくるもの


やっぱり知りたい!よそのおウチのカミングアウト事情

子どもの障害を周囲に伝えるとき…3つの事例から見えてくるものの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161014931

周囲に子どもの障害を知ってほしいとき、伝えなくてはいけなくなったとき、みなさんはどんな風に告知していますか?

今回は我が家の3つの事例を振り返りながら、障害のカミングアウトの在り方について考えてみました。

最初にお伝えしておくと、長男は広汎性発達障害の診断が下りています。次男は発達が緩やかで、診断は出ていませんが、「先の見通しのつかないこと」への恐怖感が強い特性があります。


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私が最初にカミングアウトをしたのは、長男の幼稚園の保護者会での集まりです。

長男は当時、他のお子さんのように指示に従ったり椅子に座ったりが難しい状況でした。

幸いお友達も保護者のみなさんも、とても温かく優しかったので、息子をいじめたり叱責する人は1人もいませんでしたが、だからこそ、様々な理由でパニックを起こし暴れる息子が、みんなに迷惑をかけていないか?と、常にとても心配していました。

そんな我が子のことを周りに知ってもらい、できない部分を認めてもらうため、勝手だとは思いつつもある種の「免罪符として」、私はクラスにカミングアウトをすることに決めたのです。

そして当時の担任の先生に何度か相談し、「保護者会の日に伝えよう」ということになりました。
当日は何を話そうか、主人と何度も相談を重ねました。

いよいよ訪れた保護者会の日。伝えたことは以下のような内容でした。


・障害があること、障害名、どのような障害なのか
・聴覚に過敏さがあり、イヤーマフを使っていること
・障害によってご迷惑をおかけすることがあること、ご迷惑をおかけしたら遠慮なく教えてほしいこと
・パニックで暴れているときは、危険が無いかだけ見て頂き、後は構わないでOK

保護者の皆さんは私が想像していたよりもさらに温かい雰囲気で、私の話を聞いて下さり、中には涙しながら私の思いに共感してくださる方もいらっしゃいました。その後、それまでよりも更に長男のことを理解し、応援してくださる方が増えたのです。

このときは、クラスメイトや保護者の皆さんの人柄を信じたことが、カミングアウトの成功に繋がったのだと思います。

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