2017年1月31日 08:30
脳性麻痺とは?どんな症状なの?いつ分かるの?治療方法はあるの?など徹底解説します!
姿勢を維持する、もしくは姿勢を矯正するために側弯症の治療にも使われています。
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参考書籍:椿原彰夫/編著『PT・OT・ST・ナースを目指す人のためのリハビリテーション総論-要点整理と用語解説改定第2版』(株式会社診断と治療社、2011年 )
そのほか、リハビリテーション以外の治療には、筋肉の緊張部位にボツリヌス菌を注射するボツリヌス療法などがあります。ボツリヌス療法では、筋肉の痙縮が改善されている間に、運動療法を積極的に行います。
このほか、変形してしまった腕などを手術して、日常生活の動作を改善させる手術療法もあります。
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参考書籍: 穐山富太郎、川口幸義、大城昌平/編著『脳性麻痺ハンドブック療育にたずさわる人のために第2版』(医歯薬出版株式会社、2015年)
家庭で療育をするときに大切なことって?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10387002201
前の章でご紹介した以外にも、遊びを通じていろいろな姿勢をさせてあげるなど、家庭でも療育的支援を行うことができます。この家庭での療育を成功に導くためにはいくつかの原則があるようです。
「座ることはできても、座った状態からうつぶせになれない」脳性麻痺の子どもへの家庭療育を例にとって、この原則を考えてみましょう。
この場合、どのようにしたら転ばないでスムースにうつぶせになれるかどうかを念頭において療育をすることになります。
最適な遊びや介助については、理学療法士などの専門家と相談して決定するとよいでしょう。練習の頻度や時間は、運動や遊びの種類ごとに異なります。もちろん、脳性麻痺の程度によっても練習内容などさまざまです。したがって、理学療法士と相談してすすめることが非常に重要です。
〇新しい運動スキルの学習は能動的であることが大前提です
介助の方法については、理学療法士から学べますが、子ども本人が自分から行動しようとしたときに、その運動スキルを身につけようとする学習が生まれます。
今回の例では、おすわりからうつぶせをなるためのスキルを学習することが目的です。子どもが床にあるおもちゃで遊びたくて、お座りの姿勢から介助を受けながらでも自分から動こうとしたときに、学習がはじまります。