子育て情報『脳性麻痺とは?どんな症状なの?いつ分かるの?治療方法はあるの?など徹底解説します!』

2017年1月31日 08:30

脳性麻痺とは?どんな症状なの?いつ分かるの?治療方法はあるの?など徹底解説します!

〇子どもが「●●したい」という動機づけをおこなう
子どもが自分から動こうとするような動機づけが重要です。たとえば、子どもが楽しく座って遊んでいるときなどに、無理矢理うつぶせになるような運動を練習させることはやめましょう。

その代わり、子どもの大好きなおもちゃを床において、興味を示すのを待つのです。子どもがおもちゃに興味を示せば、自分からうつぶせになって取ろうとするはずです。このとき、おすわりからうつぶせへのスキル学習への動機づけが生まれます。

〇子ども自身で取り組める環境をつくる
スキル学習の促進には、子どもが自分自身で取り組み試行錯誤できる環境づくりが大切です。お座りからうつぶせになる動きを大人が全て手助けするのではなく、たとえば床にクッションなどを敷いて、転んでも痛くないような仕組みをつくるなど、ことがスキル学習をすすめる秘訣です。子どもは失敗から学んでいくからです。


〇人形を使うなどして、動き方のイメージを促す
人形を使うなどして、実際の体の動かし方を見せる方法は、子どもにも理解しやすいと言われています。この例では、人形を床に座らせ、そのままうつぶせにさせる動作をゆっくりと見せながら、床のおもちゃに手を伸ばさせます。

〇さまざまなやり方を試してみる
同じ方法だけでずっと遊ばせたり、介助したりすることは避けます。スキルを学習するためには、多様な方法を経験することが重要だからです。遊びがマンネリにならないように、いつも決まった場所におもちゃをおかないようにしたりすることも考えましょう。

〇反復してもスキル獲得を促す
何度も練習することを通じて、子どもはいつでも好きなときに動けるようになります。そこで、成功した動きを獲得できるまで、子どもの様子を見ながら反復練習をすると良いでしょう。

〇肯定的な働きかけをする
保護者や周りの笑顔や肯定的なうなずきは、脳性麻痺の子どもがスキル学習を行う時の一番の励ましとなることがわかっています。
おもちゃに手を伸ばそうとして頑張っている姿に、笑顔や拍手をするなど励ましの対応をするようにしましょう

具体的にどのような遊びがあるのか、またやり方については、理学療法士などの専門家に相談したり、詳細を紹介している書籍もありますので参考になさってください。

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参考書籍: Eva Bower/原著編著、上杉雅之/監訳『脳性まひ児の家庭療育原著第4版』(医歯薬出版株式会社、2014年)

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