2017年5月11日 16:00
[第3回]本物の自信は「今の自分ができないこと」には振り回されないんだと思う
って怠けたくなる自分にも…(笑)
ーははは!
岩元:今では自分の人生に障害があることに対しても、かなり前向きです。
吃音で苦しい経験をした自分だからこそ、他の人の立場をきちんと自分なりに想像して共感して、励ましていくことができるんじゃないか、って。
そんな風に捉えられるようになってからは、この吃音にも両親にも感謝しています。ま、大好きとまではいかないですけどね!(笑)
◆自分の知っている常識からはみ出る人を「出来ないやつ」と社会が決めて、排除してしまう
ー教員を目指しているんですか?
岩元:教員になりたいと思っていますけど、自分は「学習指導要領に障害についての学習を盛り込むこと」が人生の1つの目標です。
今は、「30人クラスで同じように教えられない」とか「電車の中で大きな独り言をやめない」とか…
自分の知っている常識や枠からはみ出る人を「出来ないやつ、変なやつ」と社会が決めて排除してしまうことが多いと思うんですね。
岩元:だから自分は障害への配慮どうこうの前に、まずは「みんなが知っている枠」の部分を増やしていきたいんですよ。
ー枠、ですか。
岩元:深く知らなくてもいい、でも少しだけでも知識があれば「困ってるのかもしれないな」と想像することができますよね。
「障害がある人もいる、でもその前にみんな同じ人間なんだ」ということを、子どものうちから学んでいけるような教育システムになれたらいいなと思っています。
ーなるほど。
岩元:…まぁ〜、こんな目標を持つようになったのも両親のおかげですね!なんか感謝ばっかりで悔しい!(笑)
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