2017年5月12日 16:00
[第4回] 「なぜ出来ないの?」そう最初に子どもに問いかけるのは誰か、考えてみてほしい
普通の想いやりくらいでいいんです。
自分の妹は「障害者の兄」ではなく「ただの兄ちゃん」として接してくれます。そんな関わりがやっぱり一番嬉しいですね。なんていうか…違和感がないんです。うん、普通、みたいな(笑)
◆やりたいことは遠慮なくピックアップして、やりたいなら絶対にやれ!!心からそう伝えたい
ーもし昔の岩元さんと同じように悩みと向き合っている子がいたら何を伝えますか?
岩元:何か障害があって苦しい思いをしている子や、挑戦を諦めている子がいるのだったら、「障害や環境に関係なく、自分がしたいことに挑戦してみよう。その挑戦の一歩が何よりも大事なんだ」と伝えたいです。
自分はじっくり自分自身と向き合って「障害に関係なくこの人生は1回しかない。自分がしたいことは全部やろう」と決めました。
だから吃音でスムーズには話せないけど、アルバイトの接客、語学留学、教育実習…
30人以上の生徒の前で、言葉を詰まらせながら授業を進めるっていうのは結構勇気が必要だったけど、全部挑戦して、ちゃんとやり切りました。
「自分はこれがしたい」という気持ちがあるのに、挑戦することさえしないなんて。
障害に気持ちが先に負けて逃げてしまうなんて。そんなのもったいない、負けちゃいけない。
自分の人生としっかり向き合って、やりたいことは遠慮なくピックアップして、やりたいなら絶対にやれ!!って、心から伝えたいです。
…って、自分も大学5年目になってようやくこう思えるんですけどね!(笑)
僕自身、まだまだこれからですね!
「つらかっただろうな…」思い返せば無神経な言葉ばかりだった…不妊治療中の義姉を傷つけてしまった話