子育て情報『支援学校で息子が習った「働く」意味。その内容にショックを隠せず…』

支援学校で息子が習った「働く」意味。その内容にショックを隠せず…

嫌でもしんどくてもやらなくてはならないことも多々起こります。

でも…。「‟仕事は辛い“と最初にインプットしないでほしい。仕事が始まる前から‟苦しいもの”という先入観を持たせないほしい」と思いました。

仕事をするのは給料のため、生活のためだけではありません。息子には卒業後、障害があってもやり甲斐や張りのある毎日、「こんな僕でも誰かの役に立っている」という充実感を持ちながら働いてほしい。そう感じました。

「仕事は楽しい、だから頑張って技術を身に付けて仕事ができるように頑張ろう」

そんな穴埋め問題だったら良かったのに…と母として思いました。



働くことはゴールではない。むしろ、その先の人生のほうがもっと長い

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044030503

特別支援学校高等部では、生徒達がきちんと就労できるよう、訓練することに必死です。

でも、就労はゴールではありません。それから先も人生は続きます。むしろその先の方が学校生活よりもずっと長いのです。

企業は法定雇用率に基づいて、障害者を雇うようになりました。2013年からは、従業員数が50人以上の会社は、雇用する労働者に占める身体障害者・知的障害者の割合が2%以上になるよう義務付けられています。
このパーセンテージは、将来もっと上がると言われています。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/shougaisha/dl/120620_1.pdf
厚生労働省『平成25年4月1日から 障害者の法定雇用率が引き上げになります』
企業は義務として障害者を雇いますが、企業の側に障害に対する理解が十分あるとは限りません。例えば“アスペルガー症候群”の人にはどのような特性があり、物事をどう捉える傾向があるのか、正しく把握している人が企業にどれだけいるでしょうか。

このような状況だと、孤立し虐められ退職してしまう障害者も多くなるでしょう。

一方で親御さんの中には、「どうか子どもが今日もクビになりませんように」と神棚に祈っている人もいます。そこには、わが子が将来一人で生きていくためには、職場になんとか雇用されていてほしいという切実な願いがあるのだと思います。

そんな親の気持ちを知った子どもが、合わない職場でも嫌と言えず、働き続け、もがき苦しむという場合もあるかもしれません。

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