2017年4月3日 11:00
病院で大暴れする6歳の長男。注射の前に言った、驚きの言葉とは
「いやだー!いかない!ちゅうしゃはしない!!!」…と毎度のごとく言われることを覚悟しながらも、私は長男に伝えました。
「明日は病院で注射をするんだよ。病気にならないように、元気でいられるために注射するんだよ。」
すると、長男は小さい声でこう言ったのです。
「なかないようにする。」
私はこれまで長男に、「泣くことは恥ずかしい」とか「格好悪い」「やめなさい」などと言ったことは一度もありません。
彼が「なかないようにする」と言った背景に何があるのかはわかりませんでしたが、驚きと頼もしさで涙が出る思いでした。
いよいよXデー。さて、息子の様子は…?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186006178
いざ予防接種へ!息子が暴れても大丈夫なように、動きやすい服装とコンパクトな荷物で出かけます。
私「今日は何をする日?」
長男「びょういんいって、ちゅうしゃ」
意外や意外、パニックを起こすことなく答える長男。病院に着いてからも、
私「ドキドキしてるんだね。一人で行く?抱っこでいく?」
長男「だっこしない、ひとりでいく」
と落ち着いた様子でした。
私「どこに注射するの?」
長男「(腕をまくって)ここにする」
そんなやりとりでできるだけ見通しをつけ、自分の言葉で次の行動を宣言してもらいます。
そしてついに「◯◯さ〜〜ん、診察室へ」と、名前が呼ばれました。
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長男は診察室に入るや否や、「パパとママはそとにいて」と私たちの入室を拒みました。押さえられる予感がしたのでしょう。
三歩進んでは二歩下がりながらも、長男はひとりで先生の前の椅子に座りました。
ところが両サイドを固めるナースさんが腕を押さえようとした瞬間、「いやだ!!やめろ!!あっちいへいけ!!」と払いのけました。
これはいよいよマズい予感…やっぱり大暴れしちゃうかな?ヒヤヒヤしながらも、私と夫は遠巻きに見つめていました。
そのとき先生がこうおっしゃいました。
「わかったわ。先生が一人で注射します。誰も押さえない。代わりに、あなたじっとしててよ。
先生、あなたを信じるわ。」