子育て情報『アホ男子の授業参観で冷や汗タラリ…謝る私に、先生から意外な一言が』

2017年6月30日 16:00

アホ男子の授業参観で冷や汗タラリ…謝る私に、先生から意外な一言が

先生のおっしゃる「ちゃんと着席」は「持ち場である座席から離れていない」ということで、私が勝手に想像していた「ちゃんと着席」は、「しっかり台座に尻を置き、前を向いている」ということだったのだ。

「ちゃんと着席…していましたね」
「ええ!いつも学習を頑張っていますよ!」

息子なりに取り組もうとすることを理解、寄り添おうとしてくださっている先生にお礼を伝え、私は電話を切った。


学校は、「正しい姿勢」を身につけるための場所なのだろうか

アホ男子の授業参観で冷や汗タラリ…謝る私に、先生から意外な一言がの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038011709

過日、授業中における子どもの姿勢保持について、友人たちと話題になった。発達障害当事者は空間認知能力の点において弱いため、同じ姿勢を保ち続けることが苦手な人が多いという。体幹を鍛えることで幾ばくかはカバーできるらしいが、その話は横に置く。

かつての私のように、親御さんは、「授業中、“他の子と同じように”正しい姿勢で授業に取り組めているか」と、ついその外面ばかりを気にしてしまうかも知れない。

とはいえ、姿勢を保持するというのはそんなに大事なことなのだろうか。学校の授業の本位が何なのかを考えたら、学業に取り組むことができていたら、それで充分なのではなかろうか。
その“授業に取り組む”ことだって、ひとりひとりにできる精一杯がある。ちょっとした音や視覚情報に影響されて、集中力を削がれてしまう子だっているだろう。

とある友人が言っていた。

「寝転がっていてもなんでもOKだったり、そういう子が姿勢保持できるような机や椅子がある環境で勉強できる、そんな学校があったらいいのにね」と。

彼女の言葉を聞いて、「障害は人と社会の間にあるもの」ということを再確認した。変えるべきは、“授業中、他の子と同じように正しい姿勢を保持できないこと”なのか、それとも…

それはそれとして、うちの息子の話。
発達障害もありつつ、アホ男子としての落ち着きのなさもある。周りのご配慮をありがたく受け止めつつ、こちらも皆様に配慮せねばならぬと思っている2年生の初夏。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.