子育て情報『赤ちゃんが笑わない!? そんな時に考えられる原因、赤ちゃんの笑顔を引き出すコツとは?』

2017年4月19日 16:00

赤ちゃんが笑わない!? そんな時に考えられる原因、赤ちゃんの笑顔を引き出すコツとは?

先ほど新生児微笑は生後1~2ヶ月頃までに見られ、社会的微笑は生後3ヶ月頃から見られる、などとご説明しましたが、これはあくまでも発達の目安です。赤ちゃんの発達には大きな個人差があります。そのため、先ほど挙げた月齢になっても赤ちゃんが笑わない、ということがあっても、それだけで過剰に心配することはありません。

また、パパ・ママの中には、「赤ちゃんが笑わない=自閉症スペクトラムかも?」と不安になる方もいるかもしれません。確かに、自閉症スペクトラムの子どもには、呼びかけやあやしに対してあまり反応がない、抱き上げても喜ぶ様子があまりないというような特徴が見られる場合があります。

ですが、赤ちゃんがあまり笑っていないかも?と感じたとしても、それだけで発達障害やその他の病気であるなどと断定することはできません。また、自閉症スペクトラムの場合、診断がついたり、はっきりと特性が現れるのは3~5歳頃が多いとされています。そのため、生後まもない赤ちゃんに発達障害があるかどうかは、現在の医学では確定できません。


以上のことを踏まえ、それでも不安が残る場合や、赤ちゃんが笑わないということに加えて他にも気になる様子が見られる場合は、一度小児科や保健所へ相談することをおすすめします。

一度専門家に赤ちゃんがどのような様子か相談してみるだけでも、不安や困りごとが解消されることがあります。また、赤ちゃんの笑顔を引き出すコツやコミュニケーションの取り方についても教えてもらうことができます。笑ったり、泣いたりすることが極端に少ない赤ちゃんを、サイレントベビーと呼ぶことがあります。笑顔が出ないだけでなく、泣くことも極端にない場合、サイレントベビーの可能性があるかもしれません。

赤ちゃんがサイレントベビーになる原因は、周りの大人の関わり方や環境が影響しているという説があります。

・赤ちゃんに笑顔をあまり見せないでお世話をしている
・赤ちゃんが泣いた時に原因を探らないまま叱っている
・育児書に頼りっきりになってしまい、育児書通りにうまくいかないと不満を口にしたり、赤ちゃんにあたってしまったりしている
・テレビやスマホを赤ちゃんに多く見せてしまっている

例えば、赤ちゃんを取り巻く環境がこのような状態にあると、赤ちゃんがコミュニケーションの楽しさに気付く機会があまりありません。そのため、泣いたり笑ったりというような感情表現が見られなくなってしまう場合があるのではないかと考えられています。

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