子育て情報『赤ちゃんが笑わない!? そんな時に考えられる原因、赤ちゃんの笑顔を引き出すコツとは?』

2017年4月19日 16:00

赤ちゃんが笑わない!? そんな時に考えられる原因、赤ちゃんの笑顔を引き出すコツとは?

赤ちゃんの時に見られる笑顔は、生後間もなくの新生児微笑から始まり、社会的微笑、社会的・選択的微笑の3つの段階を経て発達していきます。

以下、それぞれがどのような笑い方で、いつごろ見ることができるのかご紹介します。

新生児微笑は、生まれた直後から生後1~2ヶ月ころまで見られます。「微笑」という名が付いていますが、正確には赤ちゃんが微笑んでいるようにみえる現象です。つまり、赤ちゃんが「嬉しい」「楽しい」などと感じているから微笑んでいるという訳ではありません。単に神経の反射として顔の筋肉を引きつらせている様子が笑顔のように見えるのです。

ですが、周りの大人が新生児微笑を目の当たりにすると、「赤ちゃんが笑った!」と赤ちゃんへの愛おしさが増したり、もっと笑ってほしいからたくさんあやしたくなったりします。新生児微笑は生理的なものであるとはいえ、周りの大人を赤ちゃんに惹きつけるパワーがあるのです。


http://amzn.asia/1rGsSnF
参考書籍:汐見稔幸/著『0~3歳能力を育てる好奇心を引き出す 』2016年/主婦の友社

http://www.mcfh.or.jp/
参考:公益財団法人母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」

生後3ヶ月ころになると、赤ちゃんは抱っこなどをされると微笑みを返すようになります。これを社会的微笑、または3ヶ月微笑と言います。人の顔によく反応しますが、この時期の社会的微笑はパパ・ママのような身近な大人だけでなく、比較的誰に対しても微笑みを向けます。

また、母子健康手帳にも生後3~4ヶ月頃の項目に「あやすとよく笑いますか」とあるように、社会的微笑の出現は発達状況の目安にもなります。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/01/dl/s0115-2a2.pdf
参考:厚生労働省-母子健康手帳について(省令様式)

それまであまり区別せず色々な人に笑顔を見せていた赤ちゃんが、生後6ヶ月ほどになると、笑顔を見せる人を自分の意思で選択していくようになります。

つまり、パパ・ママなどいつも身近にいてあやしてくれたりお世話してくれたりする人を認識し、その人に対してはよく笑いかけてくれるようになります。一方で、初対面の人やたまにしか会わない人に対しては、ただじっと見つめたり、緊張したような表情を見せたりすることもあります。

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