【偉人の凸凹学】信長はなぜ「うつけ者」を卒業できたのか!?少年信長を成長させた「あそび」とは
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、好奇心の強い信長だからこそ、地道な訓練や研究のための作業も飽きずに続けられたのかもしれませんね。
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実は、信長のようにラフな服装を好み、大人から見ると「だらしがない」「落ち着きがない」なんて思われがちな子は、肌(触覚)に過敏さなどがあって、集中力の妨げになっている可能性もあります。
肌が敏感だと、学校の椅子の固さや服のチクチクが気になって、モゾモゾ・ソワソワしてしまうようですし、ピッタリとして締め付け感のあるキチンとした服などは、嫌がる傾向が強いようです。
信長の半裸ファッションも、お肌の敏感さの表れなのかも…なんて私には思えます。
でも、信長の場合、あそびの中で、馬や鷹、野生動物などと野山を駆け回り、いろんなものを、実際に見て・触れて・確かめることで、肌の過敏性がなだめられていき、ほどほどに落ち着いていったのかもしれません。
肌に敏感さがあるお子さんは、馬や鷹、犬や猫、ハムスターやカブトムシなどのペットのお世話を任せてみるのもいいですし、ふれあい牧場に出かけてみたり、日頃から、ちょっとした親子のスキンシップを多目にとる、などを気長に心がけてみると、落ち着きやすくなるのではないでしょうか。
ついにあの信長が「うつけ者」を卒業した!
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161018725
そして、後に結婚した信長は、妻・濃姫のコワモテのパパ、斎藤道三との会見の際、それまでとは打って変わって…
宿舎の寺に着いたところで、屏風を引きまわし、生まれて初めて髪を折り曲げに結い、いつ染めておいたか知る人もない褐色の長袴をはき、これも人に知らせず拵えておいた小刀を差した。この身支度を家中の人々は見て、「さては、近頃の阿呆ぶりは、わざと装っていたのだな」と肝をつぶし、誰もがしだいに事情を了解した。
「現代語訳信長公記」太田牛一・著、中川太古・訳(KADOKAWA)p54より
https://www.amazon.co.jp/dp/4046000015/
…と、突然キチンとした正装で現れて、周囲をあっと驚かせました。そりゃあ、コンビニ前でタムロしてたお兄ちゃんが、いきなりパリッとしたスーツにネクタイ姿で現れたら、周りは「してやられた!」