【偉人の凸凹学】信長はなぜ「うつけ者」を卒業できたのか!?少年信長を成長させた「あそび」とは
現代の一般のご家庭では、馬術や武芸の訓練は気軽にできないため、例えば、バランスボールを椅子替わりに使ったり、アスレチックや遊園地などのレジャーや、木登りやトンネルあそびなどを、生活の中で意識してみるといいと思います。
お年頃の若者が衝動的に、馬の替わりにバイクを乗り回したくなるのも、ある程度、成長のためには理に叶った行動なのかもしれません。
もちろん、スイミングなどの習い事に通ったり、運動部で爽やかな青春の汗を流すのも、健全でいいと思います!
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また、信長が大好きだった、解き放った鷹に獲物を狩らせる「鷹狩り」や、的を狙って撃つ弓矢や鉄砲の訓練も、自然と動体視力などの目の動きが鍛えられ、集中力を養うのに最適と言えるかもしれません。
実は、「話してみれば利発さを感じるのに、学校の成績はイマイチ」という子の中には、特定の目の動きや手の動きに苦手さがある場合があります。これが理由で、読み書きに負担がかかっていて、充分に実力を発揮できていないのかもしれません。
そんな子でも、不規則な動きをする獲物を目で追ったり、弓矢や鉄砲で動く的を狙ったりすることは、目力を鍛え、読む力を向上させるので、信長のように書物などで勉強することが好きになるかもしれません。
ご家庭で、手頃な鷹が入手しづらい場合は、大自然の中で魚採りや昆虫採集、生き物観察などに興じてみるといいかもしれません。
また、現在日本では、銃の所持は法律に違反しますので、バッティングセンターや、ダーツ、ボウリングなどの手軽なレジャー施設 や、あるいは、親子で会話しながらキャッチボールなど、平和なあそびが多数あります。
弓道部やアーチェリー部なんかもオススメですよ。
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また、信長は、槍や火縄銃を研究し改良を加えるために、試行錯誤しながら分解・組み立てを繰り返したり、日頃から武器の手入れをしていたと思われます。そうして指先の細かな動きが育ったことも、書く力の向上に役立っていたように思います。
火縄銃の改造は良い子にはオススメできませんが、機械の分解や、プラモデル、手芸や工作など、お子さんの興味関心に合ったものがあれば、楽しみながら手の動きを育み、学習の土台を作ることができます。
膨大な知識と経験を基にした、信長の独創的なアイデアや、難しい戦局でのキレッキレの采配ぶりも、こんな学習の地道な下地作りがあってこそのように思います。