2017年8月10日 16:30
板書ができず周囲をキョロキョロ見回す息子。視覚検査でわかった意外な理由とは
授業参観で見た息子の姿はあまりにも…。
Upload By 林真紀
我が家の発達障害のある息子は今年の4月に1年生になったばかり。特別支援級に通級しているおかげで手厚いサポートも受けられ、特に学習上の困難があるという話も今まで聞きませんでした。困ったことといえば、身体がひどく疲れやすいことぐらい。それもさまざまな刺激に弱いという特性があるので、仕方ないのかなと楽観的に捉えていました。
しかし、6月になって、授業参観で息子の算数の授業を見たときのことです。それまで「勉強は問題ない」と思っていた私は、教室での息子の姿を見て驚愕することになります。
そこには、あまりにもオタオタとしながら板書をする息子の姿がありました。
いや、オタオタというレベルではありません。一生懸命黒板を写そうとするのに、黒板のどこを書き写したら良いのか分からない様子なのです。
ノートを見て、黒板を見て、またノートを見て…
この一連の作業のなかで、完全に息子は「迷子」になっていました。それでも一生懸命ノートに書き写そうと、黒板をキョロキョロと眺めます。けれども写す場所が分からない様子。しまいには、隣の子のノートを覗き込んで写しているのです。
これはしんどいな…と私は頭を抱えてしまいました。
そして、息子が帰宅するとぐったりと横になってしまうのは、この「板書」に相当のエネルギーを使ってしまっているのではないだろうかと思い当たりました。
もしかするとこの子は、視覚から情報を知りする「視覚認知」に少し問題があるのかもしれない…という疑念が、フッと心によぎったのです。
思い当たる節は、息子が幼いころにも…。
Upload By 林真紀
息子の視覚認知について、私にはもう一つ思い当たることがありました。それは、1年生になった今でも、転がってくるボールを受け止めることができないことでした。
ドッジボールのような形で高速で飛んでくるボールが怖いのはまだ分かるのですが、コロコロと転がってくるボールでも怖がって、すたこらサッサと逃げてしまいます。動いているものを目で追って、受け止めるということができないのです。
これは、ボールだけではなく、息子がいろいろなものを怖がることに繋がっているような気がしました。
息子は他人が飛んでいるなわとびすら嫌がります。無論、大なわとびなどは絶叫して嫌がります。