発達障害に関するお薬総まとめ!薬に期待されること、種類、副作用など薬にまつわること一挙紹介します!
また、薬を服用するときに気になることに、薬をいつやめるべきかということがあります。
児童精神科医の吉川徹先生は薬のやめどきについて発達ナビのコラムで以下のように述べています。
常にやめることを考えながらお薬を使う、というのがおそらく正解であると思います。減薬や中止のチャンスを常にうかがっていないと漫然とお薬を使うことになってしまいます。
・標的となっていた症状が改善してきたとき
・環境との不適合が小さくなってきたと感じられるとき
・他の支援がうまく回り始めたとき
などが、お薬を減らす・やめるチャンスです。
https://h-navi.jp/column/article/35025846
薬のやめどきについても、医師と相談しながら決めていくようにしましょう。
上記や下記のコラムでは、薬のやめどき以外にも、発達障害と薬について詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
薬物療法と併せて療育的支援を行うことが大切
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161017599
発達障害の症状は薬物療法によって軽減することがありますが、これは決して薬任せにすればいいというわけではありません。
発達障害の治療においては、薬物療法のみを行うことはなく、薬物療法で症状が落ち着いている間に並行して教育的・療育的なアプローチをすることが重要です。
例えば、ADHDの子どもに対して行われる療育には、ソーシャルスキルトレーニングやペアレントトレーニングなどがあります。
ソーシャルスキルトレーニングは様々な特性をもつ本人が社会や生活での適切な行動をうまくできるようにトレーニングするもので、ペアレントトレーニングは保護者の方々が子どもとのより良いかかわり方を学びながら、日常の子育ての困りごとを解消し、楽しく子育てができるよう支援する保護者向けのプログラムです。
また、自閉症スペクトラムのある人に対してはTEACCHと呼ばれるアメリカ発祥の当事者とその家族を対象とした生涯支援プログラムなどがあります。
ここに挙げた以外にも、本人がより生活しやすいような環境を整備したり、本人にあったやり方を模索していったりすることも大切です。
療育的支援の詳しい内容については、それぞれまとめてありますのでそちらを参照ください。