子育て情報『尽きない対人関係トラブル。大学、就活、職場でも―ー発達障害の私の、ひきこもりニートへの道』

2021年1月20日 08:00

尽きない対人関係トラブル。大学、就活、職場でも―ー発達障害の私の、ひきこもりニートへの道

神経性の下痢と抑うつ傾向に悩まされ、1年間に2回休職。

短い間に休職と復職を繰り返しながら私は、先輩から遠回しに服装のことを注意されて「決まってるなら職務規定に書いておいてもらわないと」と返したり、「自分で仕事を探せ」と言われて学生が頻繁に出入りする部屋のドアを急に磨きだしたりと、自分としては大まじめなのですが今思えば実に発達障害者らしい言動に出ました。

想像していたことではありましたが、この年の年末近くになって私は上司に呼び出され、「君の来年度の契約更新はできない」と告げられます。


どうにもうまくいかない

自分なりの懸命の努力で就職してみたところで、なぜか何もかもうまくいかない現実。大学職員をクビになったあともあれこれバイトや職にチャレンジしましたが、いつも職場の人と気まずくなったり、体調を崩したりして辞めてしまう。奮起して新しいところに応募しても、年を追うごとに書類審査さえ通らないことが増えていきました。

自分の能力についても体力についても自信を失った私は、だんだんと家族以外の人と話すことに怯えるようになりました。電話をかけねばならないとなると動悸がして手が震えてきて、何度もシミュレーションしては怖くなって電話をかける手を止めて先延ばしにしてしまう、ということも続きました。


体調が悪い日が増え、もともと不安定で私にとって懸念事項だった母の状態もさらに悪くなっていき… 私は少しずつ出かけられない日が増えて、ひきこもりニートの道に進んでいってしまったのです。

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80年生まれ、佐藤愛: 女の人生、ある発達障害者の場合 Kindle版

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