子育て情報『おもちゃにも人にも興味なしの息子。接し方が分からず自分を責める日々で見つけた「お手本」』

2021年3月23日 07:00

おもちゃにも人にも興味なしの息子。接し方が分からず自分を責める日々で見つけた「お手本」

先生はシャボン玉を吹く前に必ず『せーの!』と言います)、

毎日必ず5分程度の時間、
『さん!にー!いち!』と言ってからくすぐるという遊びをするようにしました。

どんなにくすぐっても笑うことはなく無反応だった息子がだんだんと笑ってくれるようになり、いまでは『さん!』の時点でグッとお腹に力を入れ、手で防御して構えたり、堪えきれなくて笑ったり。

初めて発達の病院にかかったとき、医師に

「この子には人間なんて見えていない。私のこともオブジェとしか捉えていない。典型的な自閉症の中の自閉症です」

と言われた、ひとりで遊ぶことしかできなかった息子は、療育に通い出し、先生のおかげで他者の存在に気づき、目が合うようになり、大人と遊びながら同じ時間を過ごすことができるようになりました。

おもちゃにも人にも興味なしの息子。接し方が分からず自分を責める日々で見つけた「お手本」の画像

Upload By かさはらあやこ

何の反応もない息子にどう接したらいいのかわからず、自分を責めたり責められたり、辛かった時期もありましたが、療育の先生に出会い、向き合うことを諦めずに接することができ、息子はあのころからは想像できないほど成長し、いまでは好きな遊びを聞かれても戸惑うことなく、自信を持って答えられるようになりました。


遊びの幅も少しずつ広がって...最近の家での遊びは?

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Upload By かさはらあやこ

・ひとり遊びの最中は静かに見守る
細かいおもちゃで手先を使う遊びが多い息子。並べることが大好きで常に何かを並べています。
ひとりであそんでいるときに、楽しそうだからといって話しかけたり一緒に遊ぼうとしたりすると、とたんにやめてしまうことがあります。息子の世界を壊さないようにと気を遣っていましたが、妹が産まれてからはそうもいかず…よく邪魔をされて怒っています。

・家の中で粗大運動にもチャレンジ
なかなか外で遊ばせることができない中、発語には体を動かす粗大運動も大切だと小耳に挟み、ブランコ付きのジャングルジムを購入。最初は興味を示さず、乗れなかったブランコ。いまでは飛んでいきそうなくらい毎日激しく漕いでいます。

・最近になっての注意点も
基本的に細々しているおもちゃが多いのですが、赤ちゃんのころからおもちゃを口に入れたりすることがなかったので特に心配することなく自由に遊ばせていました。
…が、最近、小さなプラスチック片の誤飲をしてしまう事件が発生。たまに口をモゴモゴさせていることがあるので油断は禁物です。

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