子育て情報『いじめは発達障害のせいだけじゃない?小学校時代に感じた家族への違和感。うちって、もしかして「変な家」?』

2021年8月22日 14:15

いじめは発達障害のせいだけじゃない?小学校時代に感じた家族への違和感。うちって、もしかして「変な家」?


小学校時代のいじめのときに感じた違和感

私はいじめられっ子で、小学校のときは卒業までずっといじめられていました。

授業や集団下校などで作る班に入れてもらえずたらい回しにされる、運動が苦手で「クラスの足を引っ張る」ことを責められ罵倒され、ときには暴力を振るわれる。目の前でヒソヒソと噂話をしながら嘲笑される。バイキン扱いされ、私の触ったものに対していちいちエンガチョが始まる。給食を配ってもらえない、教室に入っただけで「きもい、臭い、空気が腐る」などと騒ぎ立てられる…。

思い返すに、そんななか母は私にとって「精神的な意味で保護者として機能してくれない」人だったように思います。

たとえば、私は小学校に上がる前、セロハンテープのことをセロタンテープと言い間違えていました。小さな子どもがよくするような可愛い言い間違いですが、母は私のその言い間違いに気づいていながら指摘してくれませんでした。
このため私は小学校に上がってから「小学生にもなって赤ちゃんみたい」と笑われ、いじめられることに。なぜ指摘してくれなかったのだと問うと、母はテヘッと笑いながら「だって可愛かったからそのままにしておきたかったんだもの♪」と言いました。

当時はモヤッとしただけでしたが、今となっては「母は保護者として子どものためを思うことよりも自分の欲求を優先していたし、そうすることに疑問も感じなかったのではないか」と思います。

また、小学校5年のある日、私は耐えかねて両親に「いじめられるから学校に行きたくない」と打ち明けました。

母はみるみるうちに目に涙をため、泣き出してしまいました。「悔しい! 自慢の娘なのに!」と叫びます。彼女は私を慰めるとかいった行動に出ることもなく、そのまま泣きながら寝室に駆け込んで、数日寝込んでしまいました。

父は父で、私の両肩を掴んで「いいか、よく聞け。
1日休んだら二度と行けなくなる。小学校を卒業できなくなる。そうしたらお前は将来路頭に迷うぞ。だから学校には行きなさい」と言います。

その当時は自分が感じた絶望の詳細を言語化はできませんでしたが、「お父さんには怖いことを言われる、お母さんのことは泣かせてしまう、だからもう彼らには悩みを打ち明けられない。私はたったひとりで生きていかなきゃならないんだ」と思ったのを覚えています。ASD特性もあいまって、父の「1日でも休む→ 将来路頭に迷う」

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