2021年9月7日 14:15
発達障害娘、SNSトラブルで体調を崩し休職。親も疲れ果ててしまい、支援者の方に助けを求めると
娘の卒業した高等特別支援学校は、卒業後3年間は就労定着支援を担うことになっていました。(4年目以降は地域や民間の就労定着支援事業所に移行する)
娘はこの年ちょうど卒業3年目で学校の支援が受けられる最後の年度でした。
3年の間に娘を知る先生の多くが別の学校に異動になっていましたが、幸いにも娘と相性が合う先生がまだ学校に勤務していました。
支援者の皆さんはかつて構築したチーム体制で、娘のケアにあたってくださいました。
それまで私が段取りしていた娘との面談も、私を通さず直接本人やり取りをしてくれるようになりました。
しばらくすると娘自身も私の変化に気がつき始め「家が居心地悪い」と言うようになりました。
そしてコロナの感染対策に注意を払いながら、支援者に相談に行くようになりました。
一方で私も、支援者との面談を行い『暫定6ヶ月』という休職期間を、ただ漫然と過ごすだけではなく、娘が前向きになれるような見通しや目標を“失敗した場合のフォローも考慮しつつ”考え始めました。
それが『グループホーム入居』に向けた取り組みでした。
その具体的な内容はまた別の機会に書いていこうと思います。
執筆/荒木まち子
(監修:三木先生より)
このケースで一番ポイントになっているのは、娘さんが「家が居心地が悪い」とちゃんと思えたこと、言えたこと、そして自分から解決のためのアクション(支援者に相談するために出かける)が取れたことです。自分自身で何がしんどいか分かること、それを解決するために人に頼るという選択肢が取れたことは娘さんの武器ですね。
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