子育て情報『「頑張ってきましたね。きつかったでしょ?」息子4歳に自閉症があると告げられた日、蓋をしていた自分の本音と涙があふれて』

2022年3月3日 06:15

「頑張ってきましたね。きつかったでしょ?」息子4歳に自閉症があると告げられた日、蓋をしていた自分の本音と涙があふれて

問題が明確になると、対策も具体的なものになるわけで…。

自分の気持ちを表に出すこと、太郎の現実から目を逸らさないことが、太郎の今後にも大きく関わってくるんだということを知ったできごと。

「頑張ってきましたね。きつかったでしょ?」息子4歳に自閉症があると告げられた日、蓋をしていた自分の本音と涙があふれての画像

Upload By まゆん

健診時のアンケートの中に「子どもを育てにくいと感じることがある」という欄があったのを覚えています。そのときの私は、この質問欄を読んでドキドキしたのを覚えてます。答えがYESだったのです。でも、「子どもに対してそんなことを思うなんておかしい…私はおかしいんだ…」そう思う自分がいて正直に答えることができませんでした。

診断をされる前までは、きつい心を隠して「こんなの平気、あたりまえ」と大丈夫なふりをしてる自分もいました。
実際はイライラしたり涙流したりしていたのに、それを「大丈夫」と隠そうとしていました。

診断をされ、ドーンとショックを受けるのかと思っていたのですが、すごくホッとしている自分がいました。太郎のことも、自分のことも、認められるようになった瞬間でした。自分の気持ちに嘘をつくのはすごくきついことで、自分で自分を労えなくなるわけで…。

診断を受けたタイミングが「発達障害」「私の気持ち」「太郎」を受け入れる体制に入った瞬間だったんだと今振り返ると思います。

執筆/まゆん

(監修:井上先生より)
診断を告げられたときの気持ちは、診断自体に「大きなショックを受けた」という方や、まゆんさんのように「今までどうして子育てが大変だったかが分かった」、「分かることで気持ちの整理がついた」など、感情や捉え方はさまざまです。共通するのは、まゆんさんが書かれているように、「診断後にどうしていくか?」ということだと思います。
コラムにあるように、一人で悩むのではなく、診断を支援のスタートとして、療育や相談も含めて周りの人たちが親御さんと一緒に支援できる体制をつくれるのが良いと思います。
「子どもと親の応援団」をつくることで、子育ての孤立感が軽減されてくるかもしれません。

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