2022年6月11日 06:15
吃音がある少女の夢から誕生。「注文に時間がかかるカフェ」が目指す未来
通常、映画のナレーションは1人で話すと思いますが、2人で声を揃えると吃音があっても話しやすいということから、相談の末に高校1年生と高校3年生のスタッフ2人体制でナレーションに挑戦しています。
監督、撮影者、出演者すべてが「映画製作未経験の吃音者」という風変わりなプロジェクトですが、同じように病気や障害でやりたいことに一歩踏み出せない若者に力を与えられる映画にできたらいいね、と話しています。
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ーー活動を継続させた先のこれからの未来に、「注文に時間がかかるカフェ」はどのような世界をつくっていきたいと考えているのでしょうか。
奥村安莉沙:注文に時間がかかるカフェの活動を通して、かつてやりたいことをあきらめて生きてきたスタッフたちは「ほんの少しの理解があれば、私たちは何だってできる」ということに少しずつ気づき始めています。全国各地から集ったスタッフが故郷に戻り、その地域で注文に時間がかかるカフェの開催を手伝ってくれることで、また新たな若者が自信を得るきっかけをつくることができると思います。
「理解があり、やりたいことに安心して挑戦できる環境」は吃音者だけではなく、どんな病気や障害を持つ子どもたちにとても大切なことだと私は考えています。私はそんな社会をつくるために、当事者の若者たちと力を合わせて啓発活動を続けていきたいと思います。
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当日のイベントはすでに満席となり、申し込みが締め切られています。同日に予定されているライブイベントはまだ申し込み受付中とのこと。まずはぜひ、「注文に時間がかかるカフェ」を知ることから始めてみてください。
https://www.kokuchpro.com/event/dbc681a33b134512f646ffa365473c82/
星空音楽祭~吃音をもつアーティスト、若者のミニライブ~@神奈川県川崎市
※クリックすると発達ナビから「注文に時間がかかるカフェ」のサイトに遷移します
※記事内の写真は、2022年3月に世田谷で開催したときのものです
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