2022年9月13日 06:15
脱走、他害、偏食…自閉症息子は幼稚園でトラブル続き。すがる思いで「ペアトレ」を受けたけれど…母が感じた孤独の正体
何よりも私は子どもと離れて外出をして、障害のある子どもを育てる親御さんと集まり、一緒に過ごしている時間がとても貴重なものに感じました。目の前に座った方の発表を聞き、困りごとがまちゃと似ていると感じて孤独感も薄まりました。
「あれ?これってもう…」段々まちゃに合わない内容が増えてくる(参加者の多数決?)
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確か4回目の「伝え上手になろう」というテーマのときでした。
まちゃは周りから言われることは1〜2語くらいまでしか分かりません。周りの方が自分の子どもへの声かけの仕方を考えてどんどん発表していく中で、(これは言葉の理解がまちゃよりずっとできる子ども向けの内容だな…)と感じ、たまにお手伝いをサボる、2歳上のまちゃの姉(長女)を想定して考えることにしました。
でも目の前の、まちゃと少し似た症状のある子どもの親御さんはいつまでも声かけが発表できず、「うーん…」と気の毒に感じるほど悩んでおられました。
今ならこの方が正解で、私もその方と同様にまちゃに伝わる声かけやそのほかの方法を考えた方が良かったのではないかと思いますし、今も手元に残るそのときに貰ったファイルを読むと、知的障害が重くてももっと考えようのある講座だったのではないかと思います。
でも、そのときに私は、ほかの大勢の方が発表している内容に孤独感を覚え、適当にお茶を濁してしまいました。
家では困ったことにならないようにまちゃの行動に先回りして解決していましたし、私の前でまちゃは比較的温厚で困っていることは少なく、問題は幼稚園などの家族以外の集団にいるときに多く起きていたので、まあ良いかなと思ってしまっていたのもあると思います。
どうやって障害のあるわが子に接したら良いのか分からない! そんな日常でペアトレはきっと意味がある…けど
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私が唯一参加したペアトレはこんな感じで終わりましたが、まちゃの幼稚園の問題で憔悴しきった私を心配して声をかけて下さったのはありがたかったですし、あのタイミングで障害のある子どもを育てる親御さんたちと接することができたのはとても心強かったです。そのときに疑問に感じていた幼稚園の対応についても、ほかの地域にはマンツーマンの加配というものがあると知ることができたのもこの会のおかげでした。とても意味のある講座だったと思います。