子育て情報『「自分は嫌われてる」ASD息子の低空飛行の「自己肯定感」に変化が!?中2になった息子に理由を聞くと…』

2022年9月2日 06:15

「自分は嫌われてる」ASD息子の低空飛行の「自己肯定感」に変化が!?中2になった息子に理由を聞くと…


「自己肯定感が大事」とはよく聞くけれど…?

「自分は嫌われてる」ASD息子の低空飛行の「自己肯定感」に変化が!?中2になった息子に理由を聞くと…の画像

Upload By 丸山さとこ

神経発達症(発達障害)の有無にかかわらず、子どもを育てる上で「自己肯定感を持たせ損なわないようにすることが大事」という話はよく聞きます。それらの重要さには同意するものの、日々息子と暮らしていると、どこか『わが子の自己肯定感』を人質に取られているような気持ちになることもあります。

そんな息子の自己肯定感は親の手の届かないところで傷ついていくこともあるようで、何とも難しいものだなと感じます。保育園年少から小学校1年生まではマイペースに集団生活を送っていたコウでしたが、そこから小学校中学年までの間に彼の自己肯定感はどんどん低下していきました。


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学年が進むごとに、学校や趣味の場など「家庭の外」での活動時間は増えていきます。それに伴い心の中にも「親の手の届かないところ」が増えていくのは健全な成長の現れだと考えられ、それ自体は喜ばしいことだと感じます。

一方、家庭の外で傷つくことが多くなったころには、家で休むだけでは回復が追いつかなくなってゆくのも感じていました。

神経発達症(発達障害)があるコウは、意図や空気が読めなかったり、周りが見えずに自分の感情や都合のみを優先して動いてしまったりすることがしばしばあります。特に小学校の1年から3年にかけては周囲の児童とのトラブルが多発していました。

トラブルの度にクラスメイトからできないことや身勝手さを責められていたそのころのコウは、自己評価も自己肯定感もひどく落ち込んでいました。自分に対してのネガティブな言動が目立ち、作文やプリントなどで自分のことを表現するときは、いつも「ダメな自分」に焦点が合っている状態でした。

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コウ本人や先生の話を総合して聞くと、「周囲の児童が責めたくなるのは分かるな」と思うことは多くありました。
コウの事情はよく分かるけれど、それは周囲の児童には関係ないのだということもよく分かります。余計な一言を口にするなど「やってしまうこと」が問題になるときもあれば、係や役割分担を忘れるなど「やらないこと」が問題になるときもありました。


自己肯定感はどうして上がってきたのか?

そんな風に「自分は嫌われてる」「ダメなやつだ」「僕なんてどうせ…」と沈んだ表情になることの多かったコウでしたが、現在では「毎日なんだかんだ楽しいよ!」

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