子育て情報『「保育園で孤立しがち」なダウン症息子、悩んだ末に選んだ進路は?地元校の通常学級か特別支援学級、それとも手厚い支援学校…!?』

2022年11月15日 14:15

「保育園で孤立しがち」なダウン症息子、悩んだ末に選んだ進路は?地元校の通常学級か特別支援学級、それとも手厚い支援学校…!?


就学時期の保護者を悩ませる「選択肢」

実は、私が後輩ママさんにお悩み相談されることが一番多いのが、この「就学問題」です。
定型発達であれば、お受験でもしない限り、地域の小学校に就学すればいいのですが、障害のある子どもとその保護者には、そこにさらなる「選択肢」が与えられます。そして、それが就学時期の保護者の「悩み」にもなるのです。

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ダウン症のある子どもが地域の小学校の通常学級に通う例も。わが家の場合は…

ダウン症のある子どもの就学先の主な選択肢として、

①地域の小学校の特別支援学級に行く
②住んでいる学区の特別支援学校(※1)に行く
③地域の小学校の通常学級に行く

の3つがあげられます。
(※1)特別支援学校とは、「障害のある幼児児童生徒に対して、幼稚園、小学校、中学校又は高等学校に準ずる教育を施すとともに、障害による学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けること目的とする学校」のこと。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/002.htm
文部科学省特別支援教育の現状

その3つの選択肢の中で、ダウン症のある子どもの保護者は、「わが子を地域の小学校の特別支援学級に行かせるべきか、それとも支援の手厚い特別支援学校に行かせるべきか、いや、ちょっと待てよ、思いきって地域の小学校の通常学級に入れて、刺激を受けるのもいいのではないかーー…!?」と悩みに悩んでしまうのです。(※2)

最近は日本でも、共生社会やインクルーシブ教育に対する関心が高まっていたり、周囲の理解も少しずつですが深まってきていることもあり、ダウン症があっても、地域の小学校の通常学級に子どもを進学させるご家庭も増えてきたように感じます。
(※3)

(※2)ダウン症のある子どもの場合、知的な発達には個人差があり、疾患や障害の程度もさまざまです。歩くことが難しい場合や、聞こえの問題が大きい場合には、肢体不自由児を対象とした特別支援学校や、聴覚障害特別支援学校を選択することもあります。
(※3)アメリカなど、障害があっても通常学級で学ぶことが一般的な国もあります。https://www.mext.go.jp/content/1421964_3_2.pdf
文部科学省諸外国における特別支援教育の状況について

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「共生社会」

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