子育て情報『「保育園で孤立しがち」なダウン症息子、悩んだ末に選んだ進路は?地元校の通常学級か特別支援学級、それとも手厚い支援学校…!?』

2022年11月15日 14:15

「保育園で孤立しがち」なダウン症息子、悩んだ末に選んだ進路は?地元校の通常学級か特別支援学級、それとも手厚い支援学校…!?

とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害のある人たちが、積極的に参加・貢献していくことができる、「誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会」のことで、『共生社会の形成に向けて、インクルーシブ教育システムを構築していくことが必要』と言われています。障害のある子どもと障害のない子どもが、できるだけ同じ場で共に学ぶ仕組みを整えることで、共生社会の形成につながっていく…というわけです。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm
文部科学省共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)概要

私も、中等度から重度の知的障害があるダウン症の子どもを通常学級に進学させた例を身近で聞いたことがあり、「なるほど、そういう選択もあるんだなあ」と思ったのと同時に、「ダウン症があっても通常学級に行くのは、知的障害が軽度の子どもだろう」という思い込みが自分の中にあったことに気づかされました。

話を私自身のことに戻しますと、例に漏れず、就学問題を悩みに悩んだかというと実はそんなことはなく、わりと早い段階から「きいちゃんは特別支援学校に通わせたい」と決めていました。それは何故かというと、実はきいちゃんは保育園の年中さんくらいから定型発達の子と自分を比べ、「自分はほかの子と違う。ほかの子ができることが自分はできない」ということに気付き始めたのです。
その結果、教室に入るのを嫌がるようになったり、一人でポツンとしていることが多くなりました。

それを見た私は胸が痛みました。


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Upload By 星きのこ

そういうことがあったので、きいちゃんが疎外感を持たずに、楽しく小学校生活を送るためには、同じくらいの発達状況の子と一緒に学ぶ特別支援学校が一番適しているのではないか?と考えたのです。もちろん、ほかにもまだおむつが卒業できていなかったことや、発達がダウン症のある子どもの中でも遅め、などの理由もありました。

そうして、現在、7歳になるきいちゃんが通っている学校はーー……

地域の小学校の特別支援学級ですーー……!

「って、えーーーー!?!?特別支援学校に行かせるんじゃなかったんかーーーい!!!」

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