子育て情報『博士になりたいASD息子、大学院入試に思わぬハードル!?TOEICの長文読解に苦闘、面接に向かう姿に母が驚いたワケ』

2022年11月23日 06:15

博士になりたいASD息子、大学院入試に思わぬハードル!?TOEICの長文読解に苦闘、面接に向かう姿に母が驚いたワケ


「将来の夢はハカセ!」なタケルの大学院入試

小さなころから「夢は博士になること!」と言っていたタケル。わたしも「夢があるって良いね、ふんふ~ん♪」と話半分に聞いていましたが、毎日のことに追われているうちにあれよあれよと中学高校を卒業、そして大学4年生になりました。

そう!ついに博士課程前期(タケルの学校では修士課程ではなく博士課程前期と呼称しています)試験、いわゆる「大学院入試」を受けるときが来たのです。

試験の内容は、目指す学部学科の課す専門科目の筆記試験と、TOEICのスコア、そして面接を合わせた加点方式。点数が高いほど合格するというシンプルにして非情なシステムです。当然ですが障害があるからといって加点されるわけではないので、とにかく取れる機会にコツコツと点を取っていかねばなりません。


課題は中学のころから苦手な英語

「専門科目は自信がある。英語さえできれば勝ち!」というタケル。


タケルの受ける学部では英語の筆記試験を行わず、TOEICのスコアを提出する方式です。通常であれば、一発勝負になる筆記試験より、今まで取ったTOEICの一番良いスコアを出せばいいという今回の方式の方が優しく感じます。

しかしそのTOEICで十分な点を取るのは簡単ではありません。なにしろ予想合格ラインは650点。英検2級を取るのもぎりぎりだったタケルには、ちょっと無理なんじゃないかな...という印象です。

しかも...

英語がもともと苦手なタケル。当然これまでにTOEICの試験など受けたことはありません!

https://h-navi.jp/column/article/35028574
(以前英語に苦戦したときの記事はこちら)ASD息子、「楽しい勉強しかしたくない」高2進路相談で爆弾発言!

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Upload By 寺島ヒロ

大学院入試までにTOEICの試験を受けられるチャンスはわずか1回!事実上の一発勝負です。残念ながら、タケルは大学の優しさを活かすことができませんでした。



TOEICの聞き取り試験に苦戦!

英語で、特にタケルが苦手なのは聞き取りと長文読解です。

元々耳から情報を取るのが苦手で、一ヶ所「ん?分からん」という部分があると、「なんて言ったんだろう?」と考え始めてしまい、そこから先のことが耳に入って来なくなります。はっきりとは分かりませんが、発達障害の特性が影響しているのかもしれません。

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