2022年11月23日 06:15
博士になりたいASD息子、大学院入試に思わぬハードル!?TOEICの長文読解に苦闘、面接に向かう姿に母が驚いたワケ
Upload By 寺島ヒロ
長文読解が苦手なのは、発達障害の特性からくるもののようです。細かい文字が何行も並んでいると、目で追っている行がいつの間にか隣の行に飛んでいたりするのです。普段であれば「意味が通らないな?」と思ったら、戻って読み直すだけなのでそれほど問題になりませんが、時間制限のある試験などでは大変なタイムロスになります。
大学入試の模試では、最後の長文の問題を読んでいるところでタイムアップになり、無回答のことも多かったです。問題数の多いTOEICでは、このあたりがネックになりそうです。
https://h-navi.jp/column/article/35028900
(以前長文を読むのが難しいことを取り上げた記事はこちら)記憶力抜群のASD息子、なぜかテスト結果は散々!
なんとか学科試験も終わり...
とはいえ、もう大学院入試ともなれば私が気をもんでも仕方がありません。実力が足りなければ落ちるだけ。落ちたらほかの道を一緒に探してあげなければ…。
提出したTOEICのスコアはやはり今一つでしたが、専門科目の試験は手ごたえがあったということなので、加算式の今回の試験ならなんとかなりそう。あとは面接だけです。
面接試験とはいっても、同じ大学の大学院を受けるので、顔ぶれはいつもの教授陣です。まあ意外と大丈夫なんじゃないかな!?
と、思っていたのですが…
ここでもめるの!?スーツは嫌!という息子
面接当日の朝、「いってきまーす」と家を出ようとするタケルを見て、私は驚きました。あれ?なんでスーツ着てないの?すぐ着ていけるように出してあげてたのに!
Upload By 寺島ヒロ
いや、なんでって...
まずい!と、私は思いました。
これは、絶対聞く耳持たないモード!モード入ってる!!
試験に集中するため、服装のことはかなり前にタケルの意識から締め出されており、「スーツを!」と言ってくる私の言葉をノイズと感じているのでしょう。目に見えてイライラしています。
まずい、まずいが...
出発まであと10分、ここでメンタルを崩すともっとまずい!!
結局そのままの、かわいいTシャツにミドル丈のズボンという服装で面接に行かせてしまいました。
試験は合格!でも…
3週間後、ありがたいことにタケルは合格の報せを受けることができました!服装のことで「もう完全にやらかした!」