2022年12月16日 06:15
特別支援学校一択のはずが…母、選択を間違った!?締切直前で進路変更した理由
さて、当の本人、きいちゃんが実際に特別支援学級に通ってどうだったかというとーー……。
それが、とっても楽しく学校に通ってくれています!
ちょうど、きいちゃんと同い年の男の子が同じ特別支援学級に新1年生として入学したということもあって、念願のお友達もできました!
今ではお互い、下の名前で呼び合って楽しそうです。
果たして特別支援学級を選んだことが本当に正解だったのかそうでなかったのかは分かりませんが、(特別支援学校に行ってもきっと楽しく学校生活を送れていたと思うので)楽しく学校生活を送れているということで、私にとっては満点です。
就学の時期のお子さんを持つパパママたちは本当にいろいろ悩み、迷うと思いますが、それぞれのお子さんを見て、そして最後は誰かの意見ではなく、ほかならぬご自身の勘や思いで学校選びをしていただければと思います。
一番お子さんを見ているのは、一番近くにいるパパママなのですから。
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執筆/星きのこ
(監修:鈴木先生より)
就学先を決めた後でも変更が自由にできるシステムであれば、直前に悩まなくてもいいのですが、現在のシステムでは、毎年秋に各市町村の教育委員会で特別支援教育委員会が行われ、そこで来年度就学予定のお子さんについて、特別支援学校・地元の小学校の特別支援学級・通常学級のいずれに通うのかを議論しています。
お子さんがどこに通うかは最終的には親御さんの意思が尊重されることになっています。もちろん本人の意見も大事です。
療育手帳が中等度なら特別支援学校を選択される方が多いのは事実です。ただ、いったん、特別支援学校に在籍すると、地元の特別支援学級に転校しづらいのが現状です。それならばまずは入学後1年間だけでも地元のお友達と一緒に勉強してみることも一つの手段です。特別支援学校は地元から離れたところにあり、バスで通学することも多く、地元の子どもたちがきいちゃんを知る機会が少なくなるという面もあります。最初の1年間だけでも地元の小学校へ通うことは決して悪いことではありません。
ただ、地元の小学校では、特別支援教育に関する専門的な知識を持つ教員が少ないことも多く、人手の面でも手厚い特別支援学校に比べると、きめ細かい配慮を求めることが難しいという面もあります。限界を感じたら早めに特別支援学校へ移る決断も必要でしょう。特別支援学校では、社会的自立に向けた教育ができて最終的には就職率がいいからです。