2023年1月25日 12:15
「発達障害かも」実母と義母へカミングアウトして後悔。私がほしかったのは「アドバイス」ではなくて…
子どもの発達特性の告知について
これはあくまで私の個人的な考えですが、周囲の人に必ずしも子どもの発達特性について告知しなければいけないとは思いません。
言うのがつらいなら無理をすることはないし、言って気持ちが少しでも楽になる、あるいは周囲の理解を得たい場合には言ってもいいと思います。
ただし、心から信頼する相手がいいのかなとは思います。
Upload By 星河ばよ
私は、長男に発達特性があるかもしれないと保育園から指摘されたとき、母や夫の母にその事実を伝えました。
ただそれは長男のことを理解してほしい、というよりは、今は自分一人ではとても持てそうにないこの”現実”を、一緒に持ってほしい(分かち合ってほしい)という精一杯な気持ちからでした。
長男の「発達障害かも」二人の祖母の反応
母とは3ヶ月に1回ほど会っています。ある日、母が私の家に来たときに、以下のことを伝えました。
・保育園の先生に療育センターをすすめられたこと
・長男は周りの子どもたちとは様子が違うこと
・長男に発達障害があるかもしれないということ
Upload By 星河ばよ
Upload By 星河ばよ
言いながら私は母の顔色をうかがっていました。伝え終わると母は冷静にこう言いました。
「それは療育センターに行った方がいいんじゃないの?」
母は保育園に勤めています。そのため保育園での長男の様子がなんとなく想像できたのかも。
母の表情からも長男を否定するような気持ちはなさそうで、ホッとしました。
ただその後も続けて母は何か言っていたけど、私はもう耳が閉じてしまい何も聞こえてきませんでした…。
Upload By 星河ばよ
夫の母にも同じように長男のことを伝えたところ、私の母と全く同じ反応でした。
「そうなの。それは療育センターに連れて行ってあげた方がいいんじゃないの?」
と義母は言いました。
アドバイスのような言葉はつらかった
今思えば実母と義母の反応はありがたいものだったかもしれません。なかなか長男の発達障害を受け入れられない私に反して、否定せずスッと受け入れてくれた二人の祖母。
けれどもそのときの私はいっぱいいっぱいで、「療育センターに連れて行った方がいい」というアドバイスのような言葉はただただつらいものでした。言われなくても十分に分かっていたから。
できればただ「そうだったんだね」