子育て情報『定型発達と信じてた2歳次女も自閉症?1歳半健診のチェックリストは〇だけど…「ただごとではない癇癪」をきっかけに療育へ』

2023年1月19日 14:15

定型発達と信じてた2歳次女も自閉症?1歳半健診のチェックリストは〇だけど…「ただごとではない癇癪」をきっかけに療育へ


定型発達だと思っていた次女

私には二人の娘がいます。長女のまゆみは自閉スペクトラム症と知的障害の診断がついており、次女のあずさはいわゆるグレーゾーンの自閉傾向があると指摘されています。

現在は4歳と2歳の娘たちですが、1歳半健診はそれぞれに思い出深いものがあります。
まゆみのときは、誰が見ても「何か困りごとのある子だな」と分かるくらい意思疎通が難しい子どもで、騒ぎすぎて別室待機になったことや、相談ごとが多すぎて帰宅が夕方になったことを今でも覚えています。

やがて次女のあずさも1歳半健診を受ける時期になりましたが、母子手帳のチェックリストにある“指差し”や“言葉での簡単なやりとり”などもできていたため、私は安心しきって「この子の1歳半健診はすぐに帰れるだろう」と考えていました。

結果として、その1歳半健診で初めてあずさの発達面の違和感に気づき、その半年後に改めて自閉傾向の指摘を受けたことから、療育を始めることになります。


「この子は問題ないだろう」と思いながら向かった次女の1歳半健診

次女のあずさと1歳半健診の会場に着いてすぐ、「あれ?」と感じました。
ほかの子どもたちはおとなしくお母さんの横で待っているのに、あずさだけがウロウロと待合室を練り歩くのです。

「こっちにおいで」「ママのお膝で待とう」「大好きな絵本もあるよ」など、どれだけ声をかけても振り返りません。いつもなら呼んだら来るし、振り返って笑うのに、一体どうして?と思いました。

仕方なく抱きかかえて席に戻ろうとすると、今度は大暴れ。どうにか席に座らせても、じっとできずにすぐウロウロ…。また捕まえても、私の手から逃れようとどんどん機嫌が悪くなってしまいます。
探索に夢中になって指示が通らないその様子は、長女まゆみの小さいころを彷彿とさせました。

定型発達と信じてた2歳次女も自閉症?1歳半健診のチェックリストは〇だけど…「ただごとではない癇癪」をきっかけに療育への画像

Upload By にれ

検査が終わるたびにあっちこっち行きながらも、検査自体は引っかかることなく進んでいきました。この点は予想通りだったものの、まさか待ち時間でこんなに苦労するとは想定外でした。

『次の人』として待機している少しの間にも、あずさは床のシートを剥がして裏側を確かめています。そんなことをしているのは会場であずさだけでした。私はそんな娘の様子に不安を感じ、その場にいた保健師さんに聞いてみました。
「この子、多動でしょうか。こんなに落ち着きがないなんて」

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