子育て情報『3歳目前、発語ほぼなし。自閉症息子があふれるように話し出したきっかけは「祖母の言葉のシャワー」だった!?』

2023年2月15日 06:15

3歳目前、発語ほぼなし。自閉症息子があふれるように話し出したきっかけは「祖母の言葉のシャワー」だった!?

なんとなくこのまま全てが好転するんじゃないかと思いました。

しかしそう上手くはいかず、その後受けた発達検査で「自閉スペクトラム症」と診断され、プレ幼稚園からは退園勧告されるのでした。

執筆/星あかり

(監修:初川先生より)
スバルくんの言葉があふれるように出始めたときのエピソード、ありがとうございます。「言葉の発達が遅いだけ」と言われたら、たしかにそこさえ何とかなれば…と期待を抱きますし、焦りも感じられたかなと思います。言葉の発達が遅い場合には「言葉のシャワー」がよいと言われますが、似たような毎日の中でいっぱい言葉をかけることは単調になってしまうこともあるかもしれませんね。ご実家で、お母さん(スバルくんのお祖母さん)による言葉のシャワーも良き刺激になったことと思います。これまでの積み重ねと、新鮮な刺激とできっと言葉を発するに至ったのでしょう。また、「お母さん」という発語がなかなか出ない切なさ、これは共感される方も多いのではないでしょうか。
スバルくんの言葉やプレ幼稚園での集団生活をめぐる星さんの気持ちの浮き沈み、どきどきハラハラしながら読みました。最後の1文、次回のコラムも気になります…!

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的能力障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。

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