「こだわり」なのかも分からない

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まちゃは今特別支援学級に通う小学1年生。自閉スペクトラム症と知的障害があります。小さなころのまちゃにこだわりがあったのか思い出しても分かりません。希望が通らなくてもほとんど癇癪はなく、反応も薄く、大人しい子どもでした。私はまちゃの反応を増やしたくて、まちゃが喜びそうなことは進んで叶えていたと思います。
年少のときに幼稚園の先生から「私たちを頼らずなんでも自分でやろうとします。全くしゃべりません」と言われました。
そして年長のときに療育園の先生からは「何かをやってほしいときにもできるだけしゃべらずに伝えようとします。まちゃくんにとって言葉は最終手段のようです」と言われました。
「水ちょうだい」など、家では言えていたことも幼稚園や療育園ではしゃべってないようでした。
今考えるとこれは「できるだけしゃべりたくない」と言うまちゃのこだわりだったのかもしれませんが、このときには分かりませんでした。
ただ食事だけはどんどん偏食が強くなり「こだわりだらけだな」と良く感じていました。
特別支援学級への登校はこだわりだらけ

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まちゃは小学生になると特別支援学級に入り、私は4月から片道20分ほどの道のりを毎朝一緒に登校することになりました。
登校途中、軒下にメダカのいる大きな甕(かめ)を置いているお宅がありますが、まちゃは必ずそれをのぞき込んで「メダカ」と言います。
それから綺麗で大きなマンションの脇に歩道と並行して細いじゃり道があるのですが、まちゃは必ずそこを通りたがります。
そのあと30cmほどの高さのコンクリートの塀で囲われている駐車場がありますが、そこは必ず登って歩きます。
気に入っているえん石の箇所もあり、そこも必ず踏んで通ります。
少しの増減はありますが、まちゃのお気に入りは全体的に増えてきています。
こだわりで困る点

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家を出るのが少し遅れたとき、私はまちゃに「たまにはそこをのぞかなくても良いんじゃない?」とメダカの甕(かめ)をのぞかせなかったことがありました。まちゃは「ウワーン!」と怒って道路に寝そべり、再び歩き出すまでに時間もかかりましたし、登校中ずっと不機嫌でした。
それから細いじゃり道の入り口でなぜか30秒ほど止まるようになりました。