子育て情報『療育手帳(愛の手帳)取得してる?対象者やIQとの関係、判定基準、B1とB2、障害者手帳との違いなど専門家が回答。取得の実態は?【行政書士QA】』

2023年4月22日 14:15

療育手帳(愛の手帳)取得してる?対象者やIQとの関係、判定基準、B1とB2、障害者手帳との違いなど専門家が回答。取得の実態は?【行政書士QA】

、3度(中度)、4度(軽度)の4つに区分されています。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/jicen/ji_annai/a_techou.html
参考:愛の手帳|東京都福祉保健局


Q:療育手帳と障害者手帳の違いってなんですか?

身体障害者手帳は視覚障害、聴覚障害、肢体不自由など身体障害者福祉法に定める身体上の障害がある人に交付される手帳、精神障害者手帳は総合失調症、うつ病、薬物依存症、高次脳機能障害、てんかん、発達障害などなんらかの精神障害のある人に交付される手帳です。


Q:療育手帳を取得するメリットってなんですか?

療育手帳を取得することで保育・教育面での援助や就労に向けての支援、各種サービス・割引を受けられます。また、税の減免や控除など税制上の優遇措置が受けられます。

・保育、教育:自治体によっては保育園の入園の優先度が高くなったり、特別支援学校への入学の際の証明書になったりなどします。

・就労支援:特定求職者雇用開発助成金、障害者トライアル奨励金、障害者雇用奨励金などの支給対象者にもなるので、障害者雇用枠や特例子会社で就職が可能になり、就労の可能性が広がります。

・各種サービス、割引:交通機関(電車・飛行機・バス・タクシー・高速道路など)の割引やNTTふれあい案内という無料の電話番号案内の利用、博物館、美術館、動物園、水族館、その他レジャー施設なども割引のサービスを展開しているところが多くあります。


療育手帳についての関連コラムはこちら

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。
現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

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