2023年10月8日 12:15
ルール違反が許せない!発達障害娘、抑えられない正義感でトラブル続出!【専門家アドバイスも】【専門家アドバイスも】
幼稚園に入園して最初のトラブル
発達障害があるわが家の娘は現在24歳です。娘には小さな頃から変わることのない『やっかいな特性』がいくつかあります。その中のひとつに『他人のルール違反が許せない』というものがあり、それが原因で幾度となくトラブルが勃発していました。
最初のトラブルは娘が幼稚園の年少の時でした。娘のクラスメイトに、じっとしていることが苦手で保育中にドアを開けて外に出ていってしまうお子さんがいました。担任の先生もそのお子さんを注視していましたが、その子は一瞬の隙をついては脱走を繰り返していました。娘はそのことが気になり止めようとするのですが、当然幼稚園児の娘が静止できるはずもなく……。
結果、保育室内で娘がその子を追いかけたり、静止を嫌がるその子が娘にかみついたり、そのうちどちらかが扉に指を挟んだりと、カオスな状態となってしまっていました。
しばらくしてそのクラスメイトの子が転勤で引っ越し、転園したので娘は落ち着きを取り戻しました。
幼稚園年長の時も、注意をしては小競り合いに
年長の運動会で、ふざけて前に出ようとするクラスメイトを娘が止めようとしているうちにお互いエスカレートし、先生が娘とそのクラスメイトを離す、という場面がありました。
ほかにも、まだ幼くて周りの言うことが聞けないお友達の弟(やんちゃ系年少さん)に、娘が注意をしようとしては小競り合いを起こす、ということもありました。
小学校ではもみ合いとなり備品の破損も
低学年の時には、落ち着きのない児童を娘が注意した結果、もみ合いとなり学校の備品を倒して壊してしまうといったこともありました(わざとではなかったので弁償ということにはなりませんでしたが)。
高学年になると娘も“注意をするのは先生”ということを理解していたので、自分から誰かを注意することはなくなりました。しかしながら特定の生徒から過度な干渉(いわゆるいじめ)があり、執拗に絡んでくる相手の行動に過敏に反応するといったことがありました。
人づき合いに苦労した中学~高校の頃
自分から誰かの行動を非難したりすることはありませんでしたが、苦手な人とのつき合い方に娘は苦労していました。特に押しが強い相手やしつこい相手との距離の取り方は、受動型の娘にはとても難しかったようです。
学校という狭い世界の中では避けることができないケースもあり、将来のためにと親や学校の先生方がアドバイスをしたり、時には間に入って手助けをしたりしていました。