子育て情報『次女も発達凸凹?活発すぎ、人見知りせず迷子でも笑顔…4歳で構音障害と診断され療育へ』

2023年10月10日 14:15

次女も発達凸凹?活発すぎ、人見知りせず迷子でも笑顔…4歳で構音障害と診断され療育へ

と念を押されていました。家庭での指示を守りつつ、1年ほどトレーンングを続けていましたが、リスミーの発音には特に大きな変化が見られなかった、ある日のことです。

リスミー、ニャーイ、私の3人で食事をしていると、いきなりリスミーが「ぱっぱすばすば」と言いました。聞き返すことを禁じられていたので、私はとても困りました。「ぱっぱすばすば」が何を意味するのかまったく連想できず、途方に暮れて、リスミーの隣の席のニャーイの顔を必死の形相で見つめ、SOSを出しました。するとニャーイは涼しい顔で、さらっと某アニメ映画のタイトルを答えました。

この映画は家族みんなで観たばかりだったので、私も覚えていました。リスミーに向かって「おもしろい映画だったね。
また観ようね」と声をかけました。すると、リスミーはうれしそうに笑いました。私は会話がつながったことに胸をなでおろしました。

やがて小学校入学の直前でリスミーは課題だった「かきくけこ」がしっかり発音できるようになり、小学校に通い始めました。リスミーは発音がいまいち正しくないところがありましたが、私は「これもリスミーの個性」と捉えていました。また本人も「これはリスミー語なの!」と言っています。

リスミーは、成長とともに発達凸凹の特性が目立ってきましたが、思春期に入ったあたりからは、トラブルの度に自分の工夫で乗り越えることができるようになっていきました。これは、きっと、わが家で一番低年齢から福祉や医療の支援に繋がり、専門家のトレーニングを受けたおかげだと思います。


執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ

(監修:森先生より)
好奇心旺盛で、困ったら自分から大人に助けを求めることができる利発さがあるお子さんなのですね。良さをしっかり理解して伸ばしてあげていて素晴らしいです。
構音障害も個性の一つとしてとらえながら適切なトレーニングを積み重ねてこられたので、お子さんは自信を持って成長することができたのでしょうね。トラブルを工夫して乗り越えることができるようになるためには、根本的な自信を育てながらトレーニングを重ねる必要があるのです。
早くから専門家に相談することは、トレーニングを早期に開始できるという意味でも、保護者がお子さんへの接し方を学ぶという意味でも、とても良い効果があるのです。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」

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