RSウイルス感染症の症状は?検査、治療、保育園登園目安など【医師監修】
治療方法としては、対処療法といって表れている症状に合わせて、内服薬、酸素投与など呼吸管理を行い症状の緩和を目指します。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
RSウイルス感染症Q&A|厚生労働省
子どもがRSウイルスに感染したら
RSウイルスに感染しているかは、鼻粘膜を綿棒で擦り、検体を採取し、迅速診断で分かります。症状からRSウイルス感染が疑わしく、重症化のおそれがあり、診断を必要とする場合に検査を行います。
RSウイルス感染症は感染症法上で5類感染症に分類されており、決められた医療機関から毎週患者数を保健所に報告する義務があります。
RSウイルスの感染は一度だけでなく、生涯にわたって感染を繰り返していきます。子どもが再感染して症状が出ることもありますが、その多くは軽症といわれています。
大人に感染することもありますが、発症しても鼻水、咳、だるさなどの風邪と似た症状が表れるだけです。しかし、呼吸器疾患などの基礎疾患がある高齢者が感染すると肺炎につながるリスクも指摘されています。
子どもがRSウイルスに感染した場合は、まずは通っている幼稚園や保育園を休み、医療機関を受診するようにしましょう。
治療して症状が落ち着いたあとの登園の目安ですが、咳や痰などの呼吸器症状がなくなり、食事がとれて、活気があり、全身状態が良好になってからとされています。
RSウイルスの感染を防ぐために、家庭内でできる予防法がいくつかあります。
主な予防法として、
・日常的に触れるおもちゃや手すりなどはアルコールの消毒薬で消毒する
・外出後はせっけんを使って流水で手洗いをする
・アルコール製剤を用いて手指の消毒を行う
・家族に咳や鼻水など呼吸器症状がある場合はマスクを着用する
などがあります。
日常的に予防することも大事ですが、2歳までの子どもが発症する確率がとても高い感染症なので、鼻水、熱に続き、呼吸が苦しそうなど、気になり症状が出たら、 医療機関を受診するようにしましょう。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
RSウイルス感染症Q&A|厚生労働省
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/rs-virus/
RSウイルス感染症Respiratory syncytial virus infection|東京都感染症情報センター
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000201596.pdf
保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)