2024年1月12日 14:15
情報過多時代の発達障害子育て、悩める保護者の支えにーー多職種連携に取り組む本田真美医師インタビュー
子どもに関わるすべての人へ「第10回日本小児診療多職種研究会」1/22(月)正午まで参加登録受付中
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――日本小児診療多職種研究会の役割や、本田先生が会頭を務める「第10回日本小児診療多職種研究会」の見どころについて教えてください。
本田先生:特に発達障害の領域において、ずいぶん前に医師ができることの限界を迎えていると思います。だからこそ、医療がトップにいて教育や福祉がそのサポートということではなく、お互いにリスペクトし合い同じ立ち位置でお子さんをみていくことが必要です。「日本小児診療多職種研究会」は、多職種が一斉に集い、同じ立場で意見交換できる唯一無二の研究会だと自負しています。
私が会頭を務める「第10回日本小児診療多職種研究会」は、私自身が話を聞きたい皆さんにお声がけし、快諾いただき実現したものです。お子さんの障害や年齢、取り扱う課題が幅広く、お子さんに関わっている方々へヒントや視野を広げるチャンスをお届けできるはずです。「もっと知りたい!」という好奇心のある方は、あまり気負わずに参加してもらえたらうれしいですね。
――ありがとうございました。
会期
2024年2月10日(土)~2月11日(日)
プログラム(一部)
・小児在宅医療における多職種の無限∞力
・発達障害児の乳児期の発達特徴と早期介入
・新生児から療育にわたる多職種連携ケアへの挑戦
・構音訓練セミナー、感覚統合セミナー、エコーセミナー
・ワークショップ「医療的ケア児のためのホスピタル・プレイセラピューテックな遊び、マイスヌーズレンを作ろう」
・教育シンポジウム「こどもたちに伝えたい『自分のモノサシ』と おとなたちに伝えたい 『評価のモノサシ』」
参加登録期間
2023年9月25日(月)12時~2024年1月22日(月)12時
※ボタンをクリックすると発達ナビのWebサイトから「第10回日本小児診療多職種研究会」のWebサイトに遷移します
1998年東京慈恵会医科大学卒。国立成育医療センター(現国立成育医療研究センター)や都立多摩療育園(現都立府中療育センター)、都立東部療育センターなどを経て2016年に「みくりキッズくりにっく」を開院。日本小児科学会専門医、日本小児神経学会小児神経専門医など。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」