執着しすぎてテレビを破壊!?自閉症息子の癇癪に悩んだ末「メディア断ち」をしてみたら…
と言われました。
私はそれを聞いて、Pは繰り返し見られる、繰り返し聞けるという状態に面白さを感じて執着していたようなので、自分でやめることができないのなら、こちらが物理的に離してあげることが必要だったのかも……と思いました。
時間やルールを決めるなど、特性に合わせてメディアとの付き合い方を考える
Pが小学2年生になった現在は、放課後等デイサービスでタブレットを使う時には、「何分見たらおしまい」と最初に時間を決め、タイマーを鳴らして終わりを伝えるようにしてもらっています。幼い頃はテレビやタブレットを終わらせると癇癪を起こしていたPですが、これまで積み重ねてきた療育の効果もあり、タイマーが鳴ると自分から終了しタブレットを片づけられるようになりました。
現代社会では完全にメディアから離れるのは難しいですが、Pの性格や特性に合わせて、これからも依存しすぎない程度にテレビやゲームとうまく付き合っていきたいと思っています。
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執筆/みん
(監修:森先生より)
発達障害の傾向がある方は、刺激に依存して興奮しやすいと言われています。テレビやゲームなどに依存してしまわないためには、「テレビは1日何分まで」などの約束事を決めることが大切。もしその調整が難しい場合、一切断ってしまうほうが、かえって楽なこともあります。
テレビやゲームで知識が増えたり、リフレッシュになったりといった良い面も確かにあるので、バランスをとりながら上手に付き合っていきたいですね。
https://h-navi.jp/column/article/35029821
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)