発達特性のある子どもの避難生活、日頃の備えは?多動、トイレ、偏食への対策など【専門家QA】
|内閣府(防災担当)
https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/r3_hinanjo_guideline.pdf
知的障害(知的発達症)や発達障害の人も対象になりますが、受け入れられる状況によって要配慮者の中でも重症であったり、ニーズの高い方が優先されます。
各市町村の行政窓口やWebサイトなどで福祉避難所の情報を調べることができます。平時の際に福祉避難所はどこに開設される予定なのか、災害時どうやってその場所に行くのかなどを検討しておくとよいでしょう。また、受け入れ施設によって全ての対応は難しいかもしれませんが、事前に行政窓口などにニーズを伝えておくことも大切です。自治体によっては、自治体から依頼された民生委員が面談などして、福祉避難所の対象者を把握したり、名簿を作ったりしている地域もあるようです。詳しくは、お住まいの行政窓口やWebサイトなどでご確認ください。
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Q3:トイレを嫌がる子どもの場合、どうしたらいい?
(回答)
避難所の簡易トイレに入るのを嫌がるお子さんもいます。あらかじめ練習をしておくことは難しいと思います。
あらかじめ家庭用の防災トイレ(車の中で使えるようなもの)やおむつなどを用意しておくとよいでしょう。
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Q4:普段から偏食がひどい場合、災害時の食事はどうしたらいい?
(回答)
特定の食べ物やお菓子なら食べられる、またアレルギーのあるお子さんもいると思います。指定避難所はインスタント食品が準備されていたり、何日間かするとお菓子も届くことが多いようです。インスタント食品や非常食の中でどのようなものが食べられて、どれが食べられないかを事前に知っておくこと、食べられるものが少ないお子さんの場合は、数日分食べられるものを非難袋に備えておくことが大切です。
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まとめ
避難生活では日中の過ごし方が心の安定において大切になってきます。視覚的にスケジュールが理解できるための小さめのボードやペン、日中楽しめるこだわりグッズ、予備バッテリーなどは備えておくとよいでしょう。外での寝泊りや食事、防災トイレについては平時に体験する機会があるとよいと思います。
福祉避難所の利用を検討する場合は、事前に情報収集をしておきましょう。
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