子育て情報『小2息子、放課後等デイの先生の顔にケガを!「私の育て方がいけなかった?」ショックの私に先生は…』

小2息子、放課後等デイの先生の顔にケガを!「私の育て方がいけなかった?」ショックの私に先生は…

放課後等デイサービスでのトラブルについて、ばよさんのお気持ちも交えて共有くださり、ありがとうございます。
気持ちの切り替えが難しかったり、癇癪を起こしやすいとのご相談も数多くいただきます。とはいえ、その原因や背景はさまざまです。予定の変更が苦手、感覚過敏(特定の音や教室のざわざわが苦手、偏食、服の素材によっては不快感を感じるなど)、お友達となんとなくうまくいかない、真面目過ぎたり正義感が強過ぎたりして「まぁいいか」と考えられない、頑張っているのに怒られてしまうことが多いなど、これ以外にも要因はたくさんあります。
ほかのお子さんが全くストレスに感じていない事柄に対して、大きな負担やストレスを抱え、それに耐えて生活している可能性がありますので、そのお子さんの背景や性格、置かれている環境に応じた対応が必要になります。

長男さんが先生におケガをさせてしまったことについて、私も特別支援学級の先生と同じ意見です。先生にケガをさせようと意図したのでは決してなく、自分の怒りをうまくコントロールできなかった結果、失敗してしまったのです。このような失敗は誰しも経験があります(身体的なケガでなくても、心にケガをさせてしまうこともあります)。
上述したようなさまざまな負担に日々耐えていると、自分の中のストレスのコップが常に満タンに近い状態で、少しの刺激で簡単に怒りが溢れてしまうのかもしれません。失敗してしまったけれど、お母さまのお話を聞いてちゃんと理解され、反省されたこと、これがとっても大事なことです。お子さんは経験を通してさまざまなことを学んでいきますから、それでよいのだと思います。

長男さんが楽しい中学生生活を過ごされること、お祈りしております。

https://h-navi.jp/column/article/35029944
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)

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