子育て情報『ケアレスミス、字が汚い…発達障害中高校生、定期テスト対策は【専門家QA】』

ケアレスミス、字が汚い…発達障害中高校生、定期テスト対策は【専門家QA】

問題を飛ばしながら解く体験を重ね、それによって回答できる問題数が増えることが理解できると解決につながることが多いと思います。

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Q:ADHD(注意欠如多動症)の高校生がいます。問題を解くスピードは早いのですが、見直しが苦手で回答欄がずれていたり、ケアレスミスも多く……本人も注意しているようなのですが中々治らず困っています。

A:テストの本番ではなく、見直しのための練習をしておきましょう。最初は口頭で先生が見直し指示を出し、ミスを発見したり修正したりできるようにしておき、徐々に見直し指示がなくても自分でできるようにしていきます。見直し回数や見直しポイントを予め決めておくのも良いと思います。


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Q:ASD(自閉スペクトラム症)グレーゾーンの中学生がいます。不器用さもあり、字を書くことが苦手です。テスト前にノートを確認すると解読不能なこともしばしば……。丁寧に書こうとすると時間が足りないようです。どのような支援が受けられるのでしょうか。

A:ASD(自閉スペクトラム症)のお子さんの中にはDCD(発達性協調運動症)や発達性の読み書き障害を併存する子がいます。専門機関でそれらの診断や評価がなされれば宿題をノートに書くことや、板書などに対する合理的配慮が得られると思います。

連絡帳などのメモに関しては、本人が読める字であることが最低条件だと思います。
本人が理解できるようであれば、単語レベルや記号などで書いていくのも一つの方法です。

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Q:ASD(自閉スペクトラム症)の中学生がいます。普段から提出物などを忘れたりして先生からたびたび注意をされています。また、テスト前はテスト範囲を把握していなかったり、間違えていたり……親がフォローすることもできますが自立も大切だと思い、どこまで手を出していいのか悩んでいます。A:発達障害のある大学生の場合、合理的配慮として提出物や試験の範囲などを個別に伝えることも可能です。また、年齢が上がればカレンダーアプリやTODOアプリなどを使って自動的に締め切りなどをアラートで知らせることもできるようになっています。

中学生の場合、最初から完璧にできるようにすることを目指すのではなく、その年齢に合わせた親や教師からの指示や支援ツールを活用すること、支援やツールを活用して成功体験をしていけることを目指すのが良いと思います。

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