「人の目」を気にしない中2発達障害息子に変化が!身だしなみの改善と意外なメリット
身なりを整えることができるようになってきた……かもしれない?
Upload By 丸山さとこ
神経発達症(発達障害)がある息子のコウは、客観視をすることが苦手です。人の目を意識することが難しいため、身なりを気にする意識も持ちにくいようです。
ステージで発表中にシャツの裾がはみ出していたり、手順として髪はとかすけれど寝ぐせは直っていなかったりと、身だしなみ関連のエピソードには事欠きません。
そんなコウですが、小学校6年生あたりから周囲の子どもの服装を気にするようになり、中学校2年生あたりからは少しずつ『人からどう見られるか』を意識するようになってきました。
コウの通っていた小学校は私服通学だったため、コウはクラスメイトの私服姿を見慣れていました。ところが、修学旅行中に見たみんなの姿に、コウは「みんなが何かオシャレだ!」と衝撃を受けていました。
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普段の学校生活や近所のお出かけに着る服は、大体の場合『汚れてもいい適当な普段着』です。一方、修学旅行では大抵の子どもが『自分なりに見栄えがする一軍服』を着ていきます。写真にも残りますし、多くの子どもはオシャレをしていくわけです。
コウは、この『修学旅行でみんながオシャレだった事件』には衝撃は受けつつも、「僕もおしゃれをしたほうがいいのかな~」くらいの受け止め方をして終わっていました。ですが、その後中学校に入りさらに周囲のオシャレ意識が高まっていく中で「もう少し服に気を使ったほうがいいかも?」と言うようになりました。
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「自分は人からどう見えるか?」という視点を持つことについて
『身だしなみ』に関しては、その基準が年々高くなっていることもコウの意識に影響を与えているようです。近年はオシャレへの興味関心の度合いに関わらず、『最低限のオシャレをすること』が身だしなみの一環になっているのを感じます。
また、今は目に見えるオシャレのほかにも、気をつけるべき『目に見えない身だしなみ』のポイントが増えたとも思います。
洗濯物の生乾き臭や口臭など、以前から言われていたことに対しても、今はより高度な対策を求められているのではないでしょうか。
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そのように気をつけることが増えたり圧力が強まったりすることの問題はあると思いますが、コウにとってはその『圧の強さ』が「気をつけなきゃいけないんだな」