小4で不登校、自閉症の診断。家では暴言や他害も…息子に合う中学の進路は?【読者体験談】
自閉症・情緒障害クラスに入っても、中学1年生の勉強から始められたら到底ついていけません。学習についていけないことがきっかけで不登校になったという背景もあり、また息子がつらい思いをし、不登校になるのは避けたかったのです。
息子は、自己責任と感じることを避けるためか、何でも私に聞いたり決めてもらおうとするところがあります。当時の私はそれに応じてしまっていました。癇癪や他害がつらく、息子の機嫌を損ねないことばかり気を取られていたと思います。
中学について息子に聞いてみても「〇〇中へ行きたい」といった声は本人からは聞かれず、「僕はどこの中学校へ行くの?」「どうしたら良いの?」と聞かれたため、夫婦で考えて学区外の中学校の特別支援学級の知的障害クラスを希望しようと思っていると伝えたところ、「分かった」と本人の受け入れは早かったのですが、「勉強は僕に合わせてくれるのかな?」と聞いてきたので、やはり勉強への心配はあるようでした。
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完全引きこもり状態の息子を就学支援委員会のための面談へ
希望を決めたあとは、就学支援委員会のための面談がありました。
息子は、病院受診やカウンセリング、支援センターなど全てに対して拒否感が強かったので、この面談に行くこともとても嫌がりました。自分の事であっても、必要性や自分にとってのメリットを見いだせなければ外出しようとしないのです。でも、とにかくこの面談には出てほしいと説得をして、なんとか連れていきました。
現場に着いてからも私から離れることや、長く待たされることにイライラしている様子が見て取れました。今にも「帰る!」と言い出さないかヒヤヒヤしましたが、なんとか終了まで座っていられ、面談は終了。無事学区外の特別支援学級の知的障害クラスに進学できることになりました。
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毎日登校し「学校どう?」と聞くと「楽しい」と答えるように
現在中学生になった息子は、なんと毎日学校へ通うことができています。
その様子を見てやっと分かったのですが、息子の不登校の理由の一つとして、小学校の同級生からの視線があったようでした。あくまでも私の推察ですが、かつて休まず登校していた自分を知っている同級生から「変だと思われているんじゃないか」という気持ちもあったのでしょう。知った顔のいない、学区外の中学へ進学したことは結果的に大正解でした。