医療機関との連携をスムーズにするには?問診での伝え方や相談でのポイントを紹介します【LITALICO発達特性検査】
また、子どもの発達障害の診断には、さまざまな検査や経過をみる必要があるため、ある程度の期間がかかる傾向があります。また、一度受診したあと、再診までに期間があくこともあるでしょう。その間にできることをいくつかご紹介します。
受診時にその場で考えると意外と焦ってうまく伝えられないことや、思い出せないこともあります。事前に以下のような情報を集め、まとめておくといいでしょう。
・困っていることやお子さまの気になる様子
・様子がいつ頃から続いているか、変化した時期はいつか
・いつ、どのような状況で困りごとが起きるか、家庭で試してみた対応方法などの様子
・園や学校での様子や、相談機関などに相談した際の内容など、外部からの情報など
家庭で保護者の方が観察したり、これまでを振り返ったりすると、時間がかかって負担が大きいと感じるかもしれません。LITALICO発達特性検査の検査結果の情報を切り取ったり、マーカーや付箋、メモなどをつけて活用するといいでしょう。
どのような観点で気になっているかが分からないときには、ヒントとしてLITALICO発達特性検査の検査結果を活用することもできます。
検査結果で困りが強く出ているところや、特性などで当てはまると感じた部分に注目してみましょう。
事前に相談機関や園・学校で情報収集する際の連携ツールとしても、検査結果を活用できます。
問診の時間が限られていることもあるので、相談したいことが複数ある場合は、事前に相談したいことに優先順位をつけておくことをおすすめします。検査結果を持参する際には、特に相談したい点にマーカーや付箋をつけておいたり、自分でメモをつくる際には箇条書きなどにしたり、簡潔にまとめておくといいでしょう。
さらに時間がある場合、検査結果で表示されたお子さまに合いそうなサポートの中からいくつか試してみて、その結果がどうだったかメモしておくのもおすすめです。
それらを医療機関で伝えることで、お子さまの特性についてより把握しやすくなることもあります。今後の方針や、より具体的な配慮について相談するきっかけにもなります。
再診時のポイント
再診時には、前回の受診時との変化や、直近の様子などを中心に聞かれることが多くあります。
お子さまの様子や、治療や発達支援などを受けた様子、家庭や学校で試したみた方法などについてまとめておくといいでしょう。