子育て情報『3歳自閉症息子、水族館が怖くて逃走!小1の夏休みをきっかけに楽しめるように!?』

3歳自閉症息子、水族館が怖くて逃走!小1の夏休みをきっかけに楽しめるように!?

スタンプラリーを通して、本人が自ら行きたい!と思えたのが、何よりの克服方法だったのだと思います。私にとっても貴重な経験の1つとなりました。

執筆/ゆきみ

(監修:初川先生より)
けんとくんが水族館を楽しめるようになるまでの歴史のシェアをありがとうございます。水族館を好むお子さんが多いですが、けんとくんのペースを大事にされ、そして少しずつ慣れるように、また楽しい思い出となるように「ご褒美」のアイスなどを設定するなどゆきみさんの心遣いがとても素敵だなと感じました。
水族館は改めて考えてみるに薄暗いエリアが多いところではありますね。幼い頃はあまり気づかなかったとしても、自分で動けるようになってからは、あえて薄暗いほうへと進む意味がよく分からない(むしろ怖さが勝る)ということがあったのかなと感じます。魚そのものへの興味、薄暗くても安全だという環境自体への安心感、またスタンプラリーなどコンプリートしたいと思う強いモチベーションなどによって徐々に薄暗さや先の見えない(見通しの立ちにくい)不安感が相対的に小さくなったのだろうと思いました。

ところで、スタンプラリーやクイズラリーというものが子どもに与える魅力ってすさまじいものがあるなと感じます(笑)。
難しめの博物館(何から見ていいか分かりにくい、ちゃんと見ようとするならちゃんと解説を読まねばならず興味関心が薄い場合には解説読む前に心が折れそうになる)でも、そうしたラリーがあると子どもは嬉々として取り組むことが多いなと感じます。宝探し感といいますか、過ごし方が分かりやすいのもよいのだろうと想像しています。そんなちょっとした工夫でその環境へのコミット具合が大きく変わるということがとても示唆に富んでいる(日常生活や学業でも応用したくなる)と感じます。

https://h-navi.jp/column/article/35030205
前の記事はこちら

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.