娘に合うと思った保育園を3ヶ月で転園!?ことの顛末と母の自戒
もう1つの困りごとは、D園の子ども達がまゆみを囃し立てるようになったことです。
階段に寝そべったりクラスに潜り込んだりするまゆみを面白がって、「まゆみぃ!」と声を上げるようになりました。私がそう言って止めていたのを、園児達が悪気なくマネしてしまったのです。あっマズイ!とすぐに改めましたが、もう後の祭りでした。
これはまゆみにとってもあずさにとってもつらかったと思います。まゆみは不安からか送迎時に抱っこでの移動を求めるようになりました。私の声掛けの悪さでほかの子ども達に人をからかう経験をさせてしまったことを猛省しながら、荷物を絡ませた片腕で20kgのまゆみを抱き上げ、もう片手であずさと手をつないで駐車場から入口までの50mをヨロヨロ歩く日々が続きました。
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個人面談に呼ばれた6月
6月半ば、担任の先生に呼ばれて面談に伺いました。
あずさの聞かん坊エピソードがじゃんじゃん出て、「これを書いてほしい」と最後に出されたのは特別支援対象児の認定申請書。
まゆみの時にも書いたので加配のための書類だと思ったのですが、先生に確認すると「今年はすでに年度初めから増員されているので、新たな加配はないものと……」とのこと。じゃあ補助金が出るのかな?と思ったのですが、あずさの問題行動は視覚支援などのグッズで解決する類のものではないので、認定申請書を書きつつも「これを書いたところで改善しないのでは」と心配になりました。
あずさの状況は療育先に逐次共有していたので、この時もすぐに報告すると、保育士さんと心理士さんは「特別支援対象児!?そこまで!?」という反応……。そう、あずさは療育先では相変わらず良い子で通っており、保育園・療育先・家庭でそれぞれ見せている顔がまったく違うのでした。
本人の気持ちは
この頃のあずさは「D園たのしくない」「いきたくない」と言うばかり。理由を聞いても黙ってしまうので、本心を聞きたくて「何を言ってもママは怒らないし悲しまないから、あずちゃんの気持ちを聞かせてほしいな」とお願いしました。すると……
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との言葉が。
それ先生も同じこと言ってたで……と苦笑しそうになりながら、「そうかぁ、言うこと聞いてくれへんのはツライよなぁ」と頭を撫でると、「おともだちいらない。あずちゃん、ひとりでいい」と涙ぐんでいて、あずさなりにつらい思いをしているのが伝わりました。