アイデア満載!発達障害児パパ育児本、「親なきあと」Q&A事例集、障害児の「食べる」サポート、親子で読める凸凹探偵チーム新刊など気になる4冊をご紹介
主役は全員!個性バラバラの7人組が事件に挑むミステリー小説『転ぶ。凸凹探偵チーム』
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個性バラバラの7人組が、それぞれの得意を活かしながら事件を解決していく「凸凹探偵チーム」シリーズの第2作です。
ASD(自閉スペクトラム症)のアルトと、朝が弱い理人は同じ中学校に通う、同い年のいとこ同士。アルトには「理人といつも一緒にいる」「毎日同じルーティンで行動する」など、いろいろなルールがあります。そんなアルトのこだわりに困ってしまうこともあるけれど、アルトの記憶力は抜群で、事件を解決に導いてくれることもあるのです。
アルトと理人と共に活動する「虹中新聞チーム」の7人のメンバー達も、苦手なことや得意なことはバラバラ。お互いの違いを自然に認め合いながら、力を合わせて身の回りに次々に起こる事件に立ち向かっていきます。
個性的で魅力いっぱいの登場人物に自分自身を重ねたり、スリリングな展開にハラハラしたりと、親子で一緒に楽しむことができる作品です。
また、本書は『歩く。凸凹探偵チーム』の続編となっています。登場人物たちの成長がより感じられるので、ぜひ合わせてご覧になってみてくださいね。
豊富な図解で分かりやすい!『発達障害や身体障害のある子どもへの摂食嚥下サポート 「食べる喜び」を支える!! 園や学校でできる!!』
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私たちが生きるために欠かせない「食べる」という行為。当たり前のことのように考えがちですが、子どもにこだわりや感覚過敏があってなかなか食べてくれない、スプーンやフォークをうまく使えない……などのお悩みがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
長年障害のある子どもたちの「食」をサポートしてきた島田療育センターの中村由紀子先生と稲田穣先生が書かれた本書には、障害のある子どもの摂食嚥下にまつわるさまざまな課題に関する解説と、実践的なサポート方法が随所に盛り込まれています。摂食嚥下や発達に関する医学的知識のみならず、食事の姿勢や食具の使い方のサポート、栄養のこと、医療的ケアから口腔ケアまで、豊富な図解で分かりやすく解説されている本書。あらゆる方向から障害のある子の「食べる喜び」をサポートするヒントが満載です。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」